スーパーホテルクリーンは12日、「外出時の除菌意識」に関する調査の結果を発表した。
緊急事態宣言が解除され、飲食店の営業自粛要請や大規模イベントの入場数制限などが緩和された現在は、仕事や学校といった必要な外出だけでなく、食事やショッピングなどプライベートで外出する機会も少しずつ増えてきたという方もいるのではないでしょうか?
飲食店や商業施設などでは、手指消毒用アルコールの設置や検温、こまめな換気といった、様々な感染対策を実施しているかと思います。
とはいえ、映画館やライブ会場など人が集まる空間に行くことはまだまだ不安が多いと思います。
そんな時に一般の方はどのような除菌方法を求めているのでしょうか?
そこで今回、株式会社スーパーホテルクリーン(https://www.superhotelclean.co.jp/)は、現在、コロナ以前と同じ頻度で外出機会がある20代~60代男女を対象に、「外出時の除菌意識」に関する調査を実施しました。
- 【感染が最も心配な場所は公共交通機関!】利用客が特に気にしていることとは?
はじめに、利用客がどのようなことを気にしているのか聞いてみました。
「店や施設に入る際、特にどのような点を気にしていますか?(上位2つ迄)」と質問したところ、『除菌が徹底されているか(47.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『換気が適宜行われているか(41.0%)』『利用客同士の距離が保てるか(28.0%)』と続きました。
長引くコロナ禍のせいなのでしょうか、半数近くの方が除菌対策への高い関心を持っていることが分かります。
では、具体的にどのような対策がされていたら安心して施設を利用できるのでしょうか?
■安心して外出したい!そのために求める除菌対策とは
・パーテーションや従業員のマスク着用・無駄な私語がない(20代/女性/新潟県)
・換気ができているか、アルコールが設置されているか(20代/女性/奈良県)
・客席が離れている、間引かれている(30代/女性/石川県)
・利用客が少なく保たれている。入場制限して入口にも並ばせないようにする(60代/男性/兵庫県)
などの回答が寄せられました。
物理的な接触をなくし、菌やウイルスを遠ざけたいと考える方も多くいるようです。
ですが、中には人との接触が避けられない環境もあるかもしれません。
特に感染が心配な場所とは、どのような場所なのでしょうか?
そこで、「感染が特に心配な場所を教えてください(上位3つ迄)」と質問したところ、『公共交通機関(51.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『居酒屋(45.9%)』『カラオケ(30.1%)』と続きました。
5割以上の方が、通勤や通学に多くの方が利用する『公共交通機関』を警戒していることが分かりました。
密になりがちな環境や飛沫への不安を感じる方が多く、コロナ禍のいま、感染対策への意識の高さを映し出しているようです。
- 【個人が行っている感染予防】76.3%の方がこまめな手洗い・消毒を実施している!
先ほどの調査で、多くの方が除菌や人混みを避けるなど、感染対策に高い意識を持っていることが分かりました。
感染への不安を持ちながらも、仕事や買い物など外出をしなくてはいけない状況もあることでしょう。
そんな時、感染しないためにどのようなことに気を付けているのでしょうか?
そこで、「外出時、感染予防としてどのようなことに気を付けていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『こまめに手洗い・消毒をする(76.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『人が多い場所を避ける(50.9%)』『食事の場でもできるだけマスクをつけるようにする(44.9%)』と続きました。
8割近くの方が、手洗いや消毒など、基本的な感染予防を行っていることが分かりました。
菌やウイルスを寄せ付けないように、それぞれがご自身でできる対策を行っているようです。
- 【6割が除菌をしているのは”手指のみ”と回答!】その理由とは?
先ほどの調査では、多くの方がこまめな手洗いや消毒で除菌を行っていることが判明しました。
手指の除菌は重要ですが、菌やウイルスが付着するのは手指だけではありませんよね。
では、手指以外の除菌はどうしているのでしょうか?
そこで、「手指以外に除菌をするように心がけている箇所はありますか?」と質問したところ、4割以上の方が『ある(手指以外も除菌する)(41.9%)』と回答しました。
手指の除菌だけでは不安に感じる方が多いようです。
前の質問で『ある』と回答した方に、「手指以外に除菌をするように心がけている箇所を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『衣服(53.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『手荷物(42.8%)』『腕(30.0%)』と続きました。
常に外気にさらされる衣服や手荷物にも除菌を行っている方が9割以上いることが分かりました。
せっかく手指をこまめに除菌しても、その他の場所に菌やウイルスが付着していたら、元も子もないですよね。
具体的にどのような方法で除菌しているのでしょうか?
■菌やウイルスをシャットアウトするための除菌方法とは?
・家に帰ったらまずシャワーを浴びる(20代/女性/千葉県)
・スマホ・衣類なども専用の除菌シートを購入して外出した場合には除菌している(30代/女性/茨城県)
・スプレータイプの除菌アイテムを適宜つけている(30代/女性/奈良県)
・帰宅したら手洗いうがいを心がけ、外着と部屋着を分けている(40代/女性/兵庫県)
などの回答が寄せられました。
次に、手指しか除菌をしないと回答した方へその理由を伺ってみましょう。
「手指しか除菌を行っていない理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『手指以外を除菌する手段がないから(52.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『手指がとりあえず除菌されていればいいと思うから(37.5%)』『他の箇所を除菌するのが面倒だから(20.1%)』と続きました。
衣服や手荷物を除菌する方法がなかったり、面倒くさかったりとの回答が、合わせて7割以上を占める結果となりました。
もっと簡単に衣服や手荷物を除菌できる方法があれば、安全に毎日を過ごせるかもしれませんね。
- 【全身の除菌はするべきだと思う?】6割がするべきであると回答
先程の調査で、手指の除菌しかしていない方が多くを占める結果となりましたが、全身の除菌についてはどのように考えているのでしょうか?
「感染予防として、衣服(全身)の除菌はするべきだと思いますか?」と質問したところ、『少しそう思う(45.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『あまりそう思わない(29.8%)』『とてもそう思う(18.0%)』と続きました。
6割以上の方が、「衣服の除菌はするべき」との結果となりました。
公共交通機関を利用したり、人ごみの中を歩いたりして外出や出勤する方にとっては、全身の除菌は重要なポイントかもしれません。
この結果を踏まえて、ご自身がお勤めの職場に求める感染対策とは、どのようなことなのでしょうか?
■こんな職場ならもっと仕事がはかどるかも…?
・忘年会などの集まりを完全に禁止すること(20代/女性/千葉県)
・テレワークの徹底(30代/男性/三重県)
・衣類用除菌スプレーの事務所常備(50代/男性/佐賀県)
・全身噴霧型の除菌設備の設置(60代/男性/鹿児島県)
などの回答が寄せられました。
職場を中心に菌やウイルスが広がることもしばしば。
そんな中、人が集まる機会を減らすことや、全身を除菌できるシステムの導入などを求める声が多く聞かれました。
- 【まとめ】除菌が徹底されている場所は安心して入れる!全身除菌ができればさらに安心感は高まるかも
今回の調査で、外出時の除菌意識をどのように持っているのかが分かりました。
多くの方が、どのような除菌対策が行われているのか気にしながら施設を利用しているようです。
手指の除菌はもちろん、衣服や手荷物の除菌が重要と認識しつつも、実際には除菌する手段がない、面倒などの理由で行っていない方が多くを占める結果となりました。
調査概要: 「外出時の除菌意識」に関する調査
【調査期間】2021年12月9日(木)〜2021年12月10日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,060人
【調査対象】コロナ以前と同じ頻度で外出機会がある20代~60代男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ