【データ】ホラーエンタテインメントに関するZ世代アンケート調査


 ホラーコンテンツ制作会社の闇は7月28日、ホラーエンタテインメントに関するZ世代アンケート調査の結果を発表した。

「ホラー」と言えば、古くは「エクソシスト」や日本では「リング」など、怖〜いシーンに身も心も凍りつき、夜寝られなくなるから見たくないというイメージをお持ちの方も多いだろう。最近では、ホラーのジャンルも多角化し、アニメやゲーム、インターネットでの実況、配信でもホラー要素のあるものが増えてきている。そもそも、Jホラー映画として世界的な人気と評価を得るなど熱狂的ファンもいる一方アンチも多いため「ディープニッチ」と言われてきたこの分野にあって、実はZ世代からは結構な興味を持たれ、実際にかなりの割合が接触していることが、アンケートから明らかになった。

MBSメディアホールディングスグループのホラーコンテンツ制作会社である株式会社闇(東京都 荒井丈介代表取締役社長CEO)と八塩圭子(東洋学園大学現代経営学部教授 フリーアナウンサー)は、Z世代を中心とした15〜29歳の首都圏在住の男女1200人に「ホラーエンタテインメントに関するアンケート」を実施。Z世代の中でも特に15〜19歳からは興味を持たれていて、ホラー動画(映画・ドラマ・アニメ)を見る人が55%以上いることがわかった。ホラーの中でも、ホラー要素のあるゲームやYouTubeの実況動画に関しては、15〜24歳の男性が実際に体験していたり体験したいと思っている割合が最も高かった。面白いのは、15〜19歳の女性の4割がホラーに興味がある一方、自分が怖がりだと思う割合も7割を超え、共に年代別ではトップだということだ。怖がりだけどついつい見たくなる? この世代は「怖いもの見たさ」No.1とも言えそうだ。夏休みでラー映画を見たりお化け屋敷に行ったりする機会も増える中、やはりZ世代がホラー消費も牽引していくことが予想される。

 

【アンケート結果サマリー】

 

● 15〜19歳は、ホラーに興味がある割合は40%、ホラー動画(映画・ドラマ・アニメ)を視聴しているのは55%と世代別で1位。(全体では興味34%、視聴51%)

● ホラーに興味がある割合、自分を怖がりだと思う割合共に、若いほど高く、年齢が上がるにつれ下がってくる

● 15〜19歳の女性の割がホラーに興味がある一方、自分が怖がりだと思う割合も7割を超え、共に年代別でトップ。15〜19歳の女性は、「怖いもの見たさ」No.1

● ホラーコンテンツと接するメディア・プラットフォームは、テレビが51%、YouTube43%(複数回答)

● 男性15〜24歳が、ホラーゲーム、ホラー実況動画、お化け屋敷、のいずれも実際に体験していたり体験したいと思っている割合が高い

● ホラーの代表的イメージは「怖い」「非日常」「刺激的」

● お化け屋敷に行く時は、誰かと一緒だとより楽しめると思っている人が、行く人の8割

 

【アンケート実施概要】
首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の15〜29歳までの男女1200人(15〜19歳、20〜24歳、25〜29歳 各400人)に対し、調査会社クロス・マーケティングの協力のもとインターネット調査を実施。実施期間は2022年6月23日(木)〜27日(月)。

【ホラーの定義】
ホラーとは主に恐怖感情を楽しむエンタテインメントのこと。ここで扱うホラーは、お化けやゾンビ、オカルトだけでなく、オカルトホラー、ジャパニーズホラー、ゾンビ系ホラー、サウペンス・サイコ系ホラー、モンスター系ホラー、パニック系ホラー、ファンタジー系ホラーなどのジャンルが含まれる。

【実施者コメント】
「ディープニッチと言われてきたホラーが、Z世代には支持されているという現場感がアンケートでも示されて、“してやったり”という気分。ファン層は男性が主流だが、10代女性も「怖いもの見たさ」でホラージャンルに引き込むことで市場の拡大と多様性につながると思う。」(荒井)

「今回、調査の設計と分析で関わらせていただきました。多種多様なコンテンツが世の中に溢れ、次から次へと移り気に消費するリキッド消費の時代と言われる中、ホラーがこれだけの存在感を示したのは大きな発見です」(八塩)

 


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