
CCCマーケティングは8月23日、「レジャーや行動に関する調査」の結果を発表した。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、私たちの行動に大きな制限がかかりましたが、レジャーやイベントはその影響を大きく受けつつも、インターネット上で旅行をする「バーチャルツアー」、家の中での「おうちキャンプ」など発想を変えて楽しむ方法も注目されました。本調査は、多様化したレジャーやイベントを実際にどのような形で生活者が実施しているのかを明らかにするため行いました。
- 調査結果概要
●「ショッピング」の実施場所は67.6%が「家の中」を回答
●「スポーツ・トレーニング」で24.0%、「コンサート・ライブ・フェス」で21.1%が「家の中」で体験
●今後実施したい場所はドライブで「居住都道府県外」がトップ。旅行で「海外」の希望は12.0%
●「温浴・サウナ」は遠くよりも近距離での利用希望率が高い
- 定着する「家の中」での実施
表1ではこの1年で実施したレジャー等の活動場所を示しています。「ショッピング」の実施場所は、通信販売の利用が想定される「家の中(インターネット上で行うことを含む)」を回答した方が全体の約3分の2の67.6%となりました。「外食」は「自宅の近く」が59.4%で約6割と最も高くなりました。「写真・動画撮影」は家の中から居住都道府県外まで様々な場所で行われています。
「家の中」での実施に注目すると、「スポーツ・トレーニング」で24.0%、「コンサート・ライブ・フェス」で21.1%、「外食」で17.8%となっています。これらは外出先で実施することが主流でありながらも、自宅でのトレーニングやオンライン配信でのライブ体験、外食店からの宅配やテイクアウトの利用など、家の中での実施者が一定数存在するという結果になりました。
<表1>
- ドライブや旅行はもっと遠くへ、温浴・サウナはもっと近くで
表2は今後実施したい活動と活動場所です。「ドライブ」は表1の「この1年で実施した場所(複数回答)」では「居住する都道府県内」が最も多かったところ、今後実施したい場所(1つだけ選択)では「居住する都道府県外」が高い結果となっています。また、「旅行」では「海外」が12.0%となりました。
一方、「温浴・サウナ」は「自宅の近く」が30.3%、「居住する都道府県内」が26.9%、「居住する都道府県外」が18.2%となっており、遠くよりも近距離での利用希望が高いという結果になりました。
<表2>
■調査データ概要
レジャーや行動に関する調査(2022年7月)
調査地域 :全国
調査対象者:男女16~79歳のT会員
有効回答数:2,787サンプル
調査期間 :2022年7月19日(火)~2022年7月25日(月)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社
調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)