【データ】世界16地域 有給休暇・国際比較調査 2022 エクスペディア調べ


 エクスペディアは4月27日、「世界16地域 有給休暇・国際比較調査 2022」の結果を発表した。

世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディア(https://www.expedia.co.jp/)では、毎年恒例の「有給休暇の国際比較調査」を世界16地域14,527名を対象に実施しました。

日本の有給休暇の取得に関する主な調査結果は、以下のとおりです。

  •  日本で働く人の半数以上は休み不足を「感じていない」

日本で働く人の57%が休み不足を「感じていない」と回答、世界で2番目に多い割合となりました。2021年は55%※と半数以上が休み不足を「感じている」と回答しましたが、2022年は「感じていない」と回答した人の割合が逆転しています。

<【世界】休み不足を「感じていない」と回答した割合>

<【日本】休み不足を「感じる」と回答した割合の比較>

                        2021年                                             2022年

  • 日本で働く人、「毎月有給休暇を取得」する割合が世界一

有給休暇を取得する頻度について、日本で働く人の約4割は「毎月有給休暇を取得している」と回答、世界で最も多い割合でした。まとめて休むよりも、定期的に短期間休む方が日本の働き方には合っているのかもしれません。

<【世界】「毎月有給休暇を取得している」と回答した人の割合>

  • 日本で働く人は世界一「週休3日制度を導入してほしくない

週休3日制度について、日本で働く人で「仕事の日に長時間労働をすることになるから導入してほしくない」と回答したのは11%でした。これは世界で最も多い割合で、 日本で働く人の中には休むことより、仕事が溜まってしまうことを恐れている人が多く、まとまった休暇よりも、定期的に短期間の休暇を取得する方が日本の働き方に合っていることが伺えます。

<「仕事の日に長時間労働をすることになるため、週休3日を導入してほしくない」と回答した割合>

  • 58%が「上司が休暇取得に協力的」

有給休暇の取得に対する上司の協力体制について、半数以上の人が「上司が休暇取得に協力的」と回答。この割合は2020年の65%には及ばないものの、2021年(50%)からは8%上昇。2019年4月に有給休暇の取得が義務化され、上司や職場の協力体制も徐々に改善されているのかもしれません。

  • 日本で働く人は世界一「休暇中に連絡を遮断しない」

日本で働く人の38%が「休暇中に連絡を遮断しない」と回答。他の地域を2倍以上引き離す結果となりました。2021年と比較すると5%ほど下がってはいるものの※、依然として世界1位の割合の多さです。上司や職場の協力体制が整ってきていながらも、やはりまだ休暇を取得することに対する後ろめたさがあるようです。

<【世界】 「休暇中に連絡を遮断するか」に対し、 「しない」と回答した人の割合>

その他の結果をみると、60%の人が「旅行の予約は疲れる・ストレスだ」と回答しており、また、休暇不足を感じている人のうち85%が「いくつかのサイトを見て回って一番お得なプランを探す」と回答しています。休暇不足を感じていて、その上でさらに旅行予約をストレスに感じている方に最適な旅行予約体験をご提供するため、エクスペディアでは下記の機能を用意しています。

①料金追跡機能(Flight Price Tracker)※1

AIと機械学習を使い、検索しているルートの航空券の価格が上下した際にアプリ上でプッシュ通知を送信します。これにより、旅行者は常に航空券の価格をチェックする必要がなくなり、お得だと思うタイミングで予約をすることができます。

 ②パッケージ予約

航空券とホテルを同時に予約することでパッケージ価格が適用され、それぞれで予約するよりもお得に旅行できます。

※1料金追跡機能で表示される料金は、旅行者がExpedia.co.jp上で特定の検索条件およびフィルターを使用して検索した結果に基づいたフライトの最安値です。料金は1名あたりの料金で、税・サービス料が含まれています。

 

調査について :

エクスペディアでは、世界中の人々のワークライフバランスを調査するため、有給休暇・国際比較調査を 2000 年から継続して実施して参りました。今年で 23 年目となる本調査は、北米・中南米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の 14,527 名を対象に、国際的な戦略的調査会社 Northstar Research Partners がエクスペディアに代わり、2023年2月9日~3月3日の期間にオンラインで実施したものです。世界平均の許容誤差から判断すると、許容誤差1~4%、信頼度 90% は統計的に有効であるとされています。


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