観光庁が2月12日に発表した主要旅行業47社の20年12月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比64.6%減の1347億1319万円だった。前月より減少幅が10ポイントほど拡大した。国内旅行が38.0%減の1281億4512万円、外国人旅行が91.7%減の13億2381万円、海外旅行が96.7%減の52億4426万円。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響などにより、総取扱額は全分野で前年同月比が大幅な減少だった。国内旅行は「Go Toトラベル事業の一時停止などの影響を受け、前年同月比で回復基調が鈍化している」と同庁。
総取扱額は全事業者で前年実績を下回った。分野別で見ると、国内旅行はエイチ・アイ・エス、阪急交通社、ジャルパック、旅工房が前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比55.5%減の439億5925万円だった。前月より20ポイント以上減少幅が拡大した。内訳は、国内旅行が33.1%減の439億5795万円、外国人旅行が99.6%減の129万7千円、海外旅行は0円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は44.1%減の132万3488人。このうち国内旅行は39.9%減の132万3426人、外国人旅行は99.8%減の62人、海外旅行は0人。