観光庁が1月15日に発表した主要旅行業48社の昨年11月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.3%減の4237億5679万円。内訳は、国内旅行が3.0%減の2610億1037万円、外国人旅行が23.5%増の224億2648万円、海外旅行が4.1%減の1403億1994万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は台風19号の影響によるキャンセルとその後の観光需要の落ち込みにより、前年実績を下回った。外国人旅行は欧米豪を中心に好調で、前年比増。海外旅行は香港でのデモなどの影響で前年割れした。
総取扱額が前年実績を超えたのは48社中12社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中17社、外国人旅行が33社中20社、海外旅行が46社中11社で前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4.9%減の1147億4154万円だった。内訳は、国内旅行が5.1%減の845億728万円、外国人旅行が29.2%減の3億9554万円、海外旅行が3.9%減の298億3873万円。
募集型企画旅行の取扱人数は9.2%減の299万4565人。このうち国内旅行は9.3%減の281万8893人、外国人旅行は2.7%減の3万7813人、海外旅行は8.8%減の13万7859人だった。