観光庁が6月19日に発表した主要旅行業47社の4月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比95.5%減の169億4210万円となった。内訳は、国内旅行が93.6%減の141億9515万円、外国人旅行が97.8%減の5億178万円、海外旅行が98.3%減の22億4517万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大により、4月7日に7都道府県を対象に、4月16日に全国を対象に発出された緊急事態宣言に伴う、外出自粛要請が大きく影響した。分野別で見ると国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、旅行の延期や中止の影響により、前年同月に比べ9割超の減少となった。
総取扱額が前年実績を超えた事業者はなく、41社で前年比9割超の減少となった。旅行分野別で見ると、国内旅行、海外旅行、外国人旅行のいずれも全社前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比96.9%減の29億2307万円だった。内訳は、国内旅行が96.4%減の28億7485万円、外国人旅行が100.0%減の4万円、海外旅行が99.7%減の4818万円。
募集型企画旅行の取扱人数は97.8%減の6万900人。このうち国内旅行は97.7%減の6万868人、外国人旅行は100.0%減の13人、海外旅行は100.0%減の19人だった。