観光庁が15日に発表した主要旅行業49社の3月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.2%減の4713億2777万円だった。内訳を見ると、国内旅行が0.1%減の2551億5774万円、外国人旅行が8.9%増の274億345万円、海外旅行が3.9%減の1887億6658万円となっている。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は企画旅行の取り扱いが好調だったものの個人旅行が低調だったことから前年比減となった。外国人旅行は、欧米豪市場を中心に引き続き堅調に推移し前年実績を上回った。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中20社。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中24社、外国人旅行が34社中19社、海外旅行が47社中18社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2.6%減の1328億5200万円だった。内訳は、国内旅行が2.5%減の936億8646万円、外国人旅行が12.9%減の5億2411万円、海外旅行が2.7%減の386億4143万円となっている。
募集型企画旅行の取扱人数は4.9%減の370万7209人。このうち国内旅行は4.9%減の345万4910人、外国人旅行は4.9%減の4万2256人、海外旅行は5.6%減の21万43人だった。