観光庁が10日に発表した主要旅行業49社の5月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.7%増の4410億6007万円だった。内訳は、国内旅行が2.9%増の2518億5732万円、外国人旅行が8.4%増の230億8366万円、海外旅行が1.5%増の1661億1909万円となっている。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は10連休となったゴールデンウイーク(GW)の影響で北海道・九州沖縄方面を中心に好調で、前年より増加した。外国人旅行は欧米豪を中心に好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中23社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中24社、外国人旅行が34社中20社、海外旅行が47社中21社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比10.3%増の1204億2021万円だった。内訳は、国内旅行が7.6%増の826億4790万円、外国人旅行が9.6%減の6億80万円、海外旅行が17.4%増の371億7151万円。
募集型企画旅行の取扱人数は2.5%増の282万6365人。このうち国内旅行は2.8%増の264万2737人、外国人旅行は5.4%減の4万8106人、海外旅行は0.3%減の13万5522人だった。