観光庁が14日に発表した主要旅行業49社の今年6月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.6%減の4212億1897万円だった。内訳は、国内旅行が2.9%減の2273億5031万円、外国人旅行が7.0%増の199億3033万円、海外旅行が3.1%減の1739億3833万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は10連休となったゴールデンウイーク(GW)の反動などにより、前年より減少した。外国人旅行は前月に続き欧米豪を中心に好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中11社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中7社、外国人旅行は33社中14社、海外旅行が47社中12社が前年実績を上回っている。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比3.9%減の992億2526万円だった。内訳は、国内旅行が2.8%減の661億8406万円、外国人旅行が14.5%減の4億4246万円、海外旅行が5.8%減の325億9875万円となった。
募集型企画旅行の取扱人数は4.2%減の245万1545人。このうち国内旅行は4.2%減の228万761人、外国人旅行は5.7%減の3万8655人、海外旅行は3.8%減の13万7363人だった。