観光庁が9日に発表した主要旅行業49社の8月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比4.6%減の5072億5532万円だった。内訳は、国内旅行が6.3%減の2717億656万円、外国人旅行が8.5%増の190億5734万円、海外旅行が3.4%減の2164億9141万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行はお盆に直撃した台風10号によるキャンセルの発生などの影響により、前年より減少した。外国人旅行は、韓国は減少したものの欧米豪を中心に好調で、前年比増。海外旅行は香港、韓国の減少で前年割れした。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中11社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中11社、外国人旅行が32社中18社、海外旅行が47社中16社で前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比0.6%増の1696億1083万円。内訳は、国内旅行が2.4%増の1169億2261万円、外国人旅行が23.8%減の3億3223万円、海外旅行が3.0%減の523億5598万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は8.5%減の378万1119人。このうち国内旅行は9.0%減の352万8898人、外国人旅行は9.7%減の3万6117人、海外旅行は0.4%増の21万6104人だった。