観光庁が9月27日に発表した主要旅行業50社の今年6月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比4・8%増の4522億2957万円だった。内訳は、国内旅行が2・8%増の2680億2043万円、外国人旅行が2・9%減の146億5902万円、海外旅行が9・0%増の1695億5013万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は熊本地震などの影響による取り扱い減の反動増が大きかったため、前年実績を超えた。外国人旅行は、前年同月に大型MICE案件があった反動などで前年比減となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、50社中38社。旅行分野別では国内旅行は48社中29社、外国人旅行が37社中24社、海外旅行が48社中34社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比3・8%増の1033億1513万円だった。内訳は、国内旅行が1・9%増の701億4859万円、外国人旅行が2・5%増の5億3572万円、海外旅行が8・2%増の326億3083万円で、いずれも前年実績を上回った。
募集型企画旅行の取扱人数は、1・8%増の258万1875人。このうち国内旅行は0・6%増の236万9462人、外国人旅行は12・8%増の3万8857人、海外旅行は18・0%増の17万3556人だった。