観光庁が9日に発表した主要旅行業50社の今年2月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.2%増の4217億5416万円だった。内訳は、国内旅行が1.3%増の2385億2250万円、外国人旅行が11.6%増の162億9628万円、海外旅行が5.3%増の1669億3538万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は日本海側の大雪による出控えがあったものの、企画旅行の北海道方面が好調だったため前年並み。外国人旅行は、春節の影響で中華圏の国や地域が好調だったほか、韓国からの取り扱いも好調だったことから伸ばした。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中25社。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中22社、外国人旅行が36社中24社、海外旅行が48社中23社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1.8%増の1051億9079万円だった。内訳は、国内旅行が0.7%減の719億569万円、外国人旅行が6.0%減の4億712万円、海外旅行が7.9%増の328億7798万円。
募集型企画旅行の取扱人数は3.1%減の284万928人。このうち国内旅行は3.3%減の262万1037人、外国人旅行は27.1%増の3万8590人、海外旅行は4.2%減の18万1301人だった。