総取扱額は7割減 年度計では8%の減少
鉄道旅客協会が2日に発表した主要旅行業11社の3月の旅行取扱額は、前年同月比69.8%減の924億5326万円だった。内訳は、国内旅行が62.9%減の668億4762万円、海外旅行が85.1%減の154億3869万円、外国人旅行が70.5%減の56億8804万円。
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛等の影響により、総取扱額は全社が前年実績を大きく下回った。内訳を見ると、国内旅行は全社が前年割れ。外国人旅行は読売旅行が2桁増。海外旅行は全社で前年実績を大幅に下回った。
2019年4月からの年度総計は7.7%減の3兆2056億4096万円だった。3月の急激な取り扱い減少が響き、全社前年割れとなった。
内訳を見ると、国内旅行は7.8%減の1兆9246億8183万円、海外旅行は9.9%減の1兆684億9776万円、外国人旅行が6.6%増の1904億7940万円、その他が9.1%増の219億8196万円だった。
各社の状況を分野別で見ると、国内旅行は全社が前年実績を下回った。外国人旅行は、JTB、日本旅行、KNT―CTHD、農協観光、日通旅行、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの7社で前年比増。海外旅行は全社前年割れした。