ジーリーメディアグループ は、 台湾人・香港人3,275名に対する調査「越境ECで買いたい日本のモノは”日本国内の通販でしか手に入らない商品”」を発表した。
台湾・香港人向けの訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区 支社:台湾台北市、代表取締役:吉田皓一)は、本サイトのユーザーを対象に、WEB上で「ECサイトでの買い物に関する調査」を実施し、台湾人・香港人3,275名から回答を得ました。
日本国内での訪日外国人による爆買が落ち着き、今後日本商品を継続的に購入してもらうために越境EC(電子商取引)が注目されています。経済産業省が2017年に発表した「電子商取引に関する市場調査」※では、中国人向け越境EC市場は1兆円を突破するなど規模は拡大しています。一方、台湾において日本の越境ECはまだ開拓中の段階にあります。そこで今回、訪日リピーター率No.1の台湾人・香港人の越境EC利用の実態と、その理由、どこに商機があるのかについて本調査を実施しました。
(※出典:平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査/経済産業省)
<「台湾人・香港人のECサイト利用に関する調査」結果サマリー>
◆約80%の人がECサイトで日本の商品を買ったことが無い。理由は「日本で直接買うから」が56%
・71%の人が「月1回以上自国のECサイトを利用している」と回答。
・一方、日本商品を扱う越境ECサイトの利用経験は、79%の人が「利用したことがない」と回答。
・越境ECサイトで日本商品を買わない理由は「日本で直接買うから」(56%)、「特にほしい商品がないから」(15%)、「日本旅行中の知人に頼むから」(13%)。
◆50%以上の人が、日本旅行で手に入らないような「日本国内の通販商品」、「特定の地域限定の物産」であれば越境ECサイトで買いたいと回答
・「日本に旅行に来たときに購入するもの」は「ご当地グルメ」(83%)、「食品」(81%)、「メイク用品」(81%)など。
・「今後どのような商品であれば、越境ECサイトを通して日本の商品を買いたいと思うか」の問いに、「日本国内の通販でしか手に入らない商品」(62 %)、「特定の地域に行かないと買えない物産」(51%)と回答。「買いたいと思わない」はわずか7%であり、日本旅行で簡単に手に入らないものへのニーズが伺える。
・具体的には「郵便局が出している商品」や「なかなか行けない場所の地酒、地元の工芸品」、「日本のタレントが愛用している、サロン・クリニックでしか買えない美肌ファンデーション」や「健康食品(サプリ等)」など、「個人旅行では重くて持って帰れないので、日本で流行しているシャンプー」などが、ECサイトで購入できたら良いという声があった。
<以下結果詳細>
【自国ECサイトの利用傾向】
◆自国内のECサイトは、「月一回以上利用している人」が71%と、利用者は多い
・「週に1回利用する」 20%、「月に1回利用する」51%、「半年に1回利用する」18%
・「ほとんど利用しない」、「利用したことがない人」はわずか7%であり、自国内のECサイトを利用している人は多い
【日本の越境ECの利用傾向】
◆約8割の人が、日本商品を扱う越境ECを「利用したことがない」
◆日本の越境ECを利用しない理由は「日本で直接買うから」 56%
【日本における購買傾向】
◆日本旅行で購入するものは、「ご当地グルメ」(83%)、「食品」(81%)、「メイク用品」(81%)
【越境ECで欲しいもの】
◆半数以上が「日本国内の通販商品」・「特定の地域限定の物産」であれば越境ECサイトで買いたい
<具体的には>
・日本のタレントが愛用している、サロン・クリニックでしか買えない美肌ファンデーション
・健康食品(整腸作用のあるサプリ等)
・郵便局が出している商品
・(なかなか行けない場所の)地酒、地元の工芸品
・家庭用美顔器(スチーマー)
・最新家電(ふとんクリーナー、ウォーターオーブン)
・流行のシャンプー(個人旅行では重くて持って帰れないから)
などがあれば買いたいという声があった。
<アンケート概要>
サンプル数: 計3,275名
調査主体: ジーリーメディアグループ
調査対象: 台湾または香港に在住する方
調査方法: 「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネットリサーチ
調査期間: 8月30日(水)~9月11日(月)