【データ】台湾人香港人4,711名の「日本旅行に関する意識調査」結果 ラーチーゴー!日本 調べ


 ジーリーメディアグループは3月8日、台湾人香港人4,711名に対する「日本旅行に関する意識調査」の結果を発表した。 

台湾人・香港人向け(繁体字中国語圏向け)の訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区 支社:台湾台北市、代表取締役:吉田皓一)は、3月8日に富裕層向けプレミアム版を開設しました。これに伴い、本サイトのユーザーである台湾人香港人を対象に、WEB上で「訪日旅行に関する意識調査」を実施し、4,711名から回答を得ました。
【調査背景】
観光庁は、2030 年訪日外国人旅行者数 6000 万人、訪日外国人旅行消費額 15 兆円等の目標を掲げ、インバウンドは 2012 年の 836 万人から 2019 年には 3188 万人へと飛躍的な増加を続けてきました。しかし、消費額増加、地方への誘客に係る目標の達成状況は十分であるとは言えず、今後のインバウンドの回復・再拡大に際しては、今まで取り込めていない「高付加価値旅行者」(着地消費100万円以上/人)への働き掛けを強める等、消費額増加への取組強化、地方への誘客促進をより重視していくことが必要であるといわれています。
(※1)2019年、「高付加価値旅行者」は訪日外国人旅行者全体の約1%(29万人/3188万人)、「高付加価値旅行者による消費額」は約11.5%(5,523億円/4.8兆円)を占める。(出典:2019年度訪日客数(日本政府観光局)/ 訪日外国人消費動向調査(観光庁))

そこで、台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数(※)を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」(www.letsgojp.com)は、3月8日に富裕層向けプレミアム版を開設しました。
https://www.letsgojp.com/features/premium
プレミアム版では、洗練された特別な体験を可能とする高付加価値な観光情報に特化した情報を発信することで、台湾人香港人の訪日旅行消費額増加及び、地方への誘客促進を加速させます。(※2 SimilarWeb調べ2023年2月)

【「日本旅行に関する意識調査」結果サマリー】
◆コロナ前の訪日台湾人一人当たりのインバウンド消費額が12万円前後(*2018年:127,579円、2019年:118,288円。出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査)であるのに対し、今回の調査で[満足できる特別な訪日旅行にかけられる予算]を聞いたところ、「30万円以上」と回答した人が53.6%と、過半数が高付加価値体験を得られるならこれまでの平均額の2倍以上の出費もためらわないという結果になった。
◆[特に予算をかけるもの]に関しては、「美食」が75.3%、「季節体験(スノーリゾート、マリンアクティビティ、お城で花見など)」が60.8%、「宿泊(5つ星や高級旅館、貸別荘等)」60.6%。
◆ [満足できる特別な宿泊]に「5万円以上(/人)払える」が33.5%。[満足できる特別な美食]に「2万円以上(/人)払える」が61.6%、[満足できる特別な体験]に「5万円以上(/人)払える」が29.8%。
◆旅費予算別(100万円以上・50万円・30万円・30万円未満)で特にどの項目に予算をかけられるか集計すると、いずれの層も「美食」が高いが、次点は予算50万円以上の層が「宿泊」なのに対し予算30万円以下の層は「季節体験」が上がってくる。宿泊よりも季節体験の方が間口が広い。
◆予算50万円以上/人の富裕層といっても一括りに出来ず、年齢別で20~40代は訪日目的の中で「テーマパーク」「スノースポーツ」が37~38%なのに対し50代以上は9~10%、「四季の体感」が49%なのに対し50代以上は59%と、大きな乖離がみられた。
◆予算100万円以上/人の層では、訪日目的として[美術館・博物館等]が16%、[舞台・音楽鑑賞]が28%と、他の層よりも高い結果となった。
◆年収が多くなるほど訪日旅行回数が増えており、10回以上訪日している比率は、年収200万円以下の層でみると32.6%にとどまるが、年収1001万円以上の層では78.8%となった。

<アンケート概要>
サンプル数: 計4,711名
調査主体: ジーリーメディアグループ
調査対象: 台湾人香港人
調査方法: 「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネットリサーチ
調査期間: 2023年2月21日(火)~2月28日(火)

【回答者プロフィール】

【今後の訪日消費予定に関する動向】

 

<代表コメント>
台湾・香港からの訪日客は、コロナ前に比べ「高くても良いものを」と考える層が増えた。また、すでに複数回の訪日経験のある人が非常に多いため、東京・関西だけでなく地方観光への関心も高い。同地域からの訪日観光を誘客する高付加価値サービスに求められるのは、単なるラグジュアリーではなく、そこにしかない価値を適切に訴求すること、そして、その価値を享受する上でのあらゆる不便を取り除いてあげる事だ。

吉田皓一(よしだこういち)

株式会社ジーリーメディアグループ代表取締役。1982年生。奈良県出身。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年に渡ってテレビCMの企画・セールスを担当したのち退職。2013年ジーリーメディアグループ創業。大学在学中に独学で中国語を習得(漢語水平考試最高級所持)し、中国語に堪能なことから、台湾にてテレビ番組やCM出演、雑誌コラムの執筆なども行う。日本国内においても、台湾香港のインバウンド関連のセミナーに多数登壇。現在は東京と台北を往復しながら、日本の魅力の発信中。

 
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