【データ】在留ベトナム人1に聞いた「日本での【衣・食・住】における困りごと」調査


 LocoBeeは4日、在留ベトナム人1に聞いた「日本での【衣・食・住】における困りごと」調査の結果を発表した。

株式会社IC(本社:東京品川区/JASDAQ4769/代表取締役社長執行役員:齋藤良二)が運営する、国内最大級の在留・訪日ベトナム人向けポータルサイト【LocoBee】は、6月4日、5日にかけ、在留ベトナム人134名に「日本での【衣・食・住】における困りごと」という内容でアンケートを実施しました。

▽ 調査背景
2020年以降、新型コロナウイルスの影響により訪日客数が大幅に落ち込みました。そのような中、出入国在留管理庁の報告*によると、在留ベトナム人の数は、2020年6月末約42万人(国籍・地域別第3位)。同年末には、約44.8万人に上り韓国に代わり第2位。以降、順位に変動がないまま現在に至っています。コロナ禍に日本で暮らす在留ベトナム人にとって、今感じる、「日本での【衣食住】関連で困っていること」を聞くことで、在留・訪日ベトナム人向けマーケットを注視している企業・団体の皆さまに参考になればと思い、アンケート調査を実施しました。
*参考:出入国在留管理庁 https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/index.html

▽ 調査概要
調査期間:2022年6月4日(土)〜6月5日(日)
調査対象:ベトナムフィスティバル2022に来場された在留ベトナム人
調査人数:134名
調査方法:Googleフォームアンケート

  • アンケート回答者の属性

今回は、在留ベトナム人が集まるイベント「ベトナムフィスティバル2022」(開催地:代々木公園)でアンケート調査を実施した為、都内近郊在住の20代が一番多く回答。その中でも、70%以上が「技能実習制度」「就労」でビザ取得をし滞在していることが分かります。

  • ベトナム人と日本人のファッションの好みが違う傾向

昨今は物価の上昇もともない、更に「値段が高い」という意識は高まっていると想定していましたが、それを上回り「気に入るデザインが少ない」という回答が1位でした。環境、気温、文化・流行の違いがあると思われますが、個別に数名に確認したところ、ベトナムでは、3位、4位にあるように、“服のカスタマイズ、リメイク、修復”が、安価で気軽にできるお店が多いようです。

  • 外国にいるからこそ、自国の料理が食べたくなる

日本でもベトナム料理を提供しているお店はありますが、本場のベトナム料理を食べたくても、そういった情報が得られない、もしくは、日本語で記載されているので分からないという事でした。
また、日本の食材や調味料を購入してもどうやって使ったら良いのか分からず、ベトナム語で紹介したレシピが欲しいというコメントもありました。

  • 安い賃貸物件の探し方に困っている

回答者の属性や回答結果からみても、安い賃貸物件を探している在留ベトナム人が多いことが分かります。それに比べると割合が少ないですが「住宅購入」や「不動産投資」など、日本での将来を見据えて生活している方もいるようです。

  • まとめ

今回、上記の衣食住だけなく、「生活全般で困っていることは何ですか?」という質問にも回答があり、
・税金や年金が分からない
・ベトナムへの送金方法を知りたい
・各種行政、役所での手続き分かりづらい
・保育・幼稚園、子育てに関する情報が得られない
・日本で受診した際、先生の診断や処方内容が分からない
など、様々な「困りごと」の記載がありました。英語や中国語、韓国語の記載は多く見受けられますが、在留外国人数第2位ではありますが、ベトナム語での案内や表記は少ないのが現状です。


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