求人掲載数、応募数はコロナ禍前比50%増
インバウンド専門の求人サイト「やまとごころキャリア」を運営するやまとごころキャリアはこのほど、最新の観光業界の採用動向と、同社が今年3月に求職者会員を対象に実施した調査「観光業界で働くことへの意識調査」の結果を発表した。これによると、転職する場合に観光業界を希望しない理由の上位に、待遇面での不満が並び、人手不足解消の上での課題であると分かった。
同社では2020年9月から同サイト登録の求職者に対して「転職・就職活動状況調査」「地方勤務の意識調査」を3カ月に1回実施し、求職者の動向の定点調査を行っている。11回目となる今回の調査は、今年3月9~16日に、同サイトの登録会員2万5千人を対象に、ウェブアンケート方式で実施。239人から回答を得た。
定点調査と併せて、同社が発表した「やまとごころキャリア」での求人掲載数、応募数、新規求職者数の推移を見ると、今年3月は、コロナ禍以前の2020年1月と比較して求人掲載数が55%増、応募者数が52%増、新規求職者数が5%減。求人掲載数は、インバウンドの本格再開以降、採用活動が活発化したことを反映して増加を続けており、応募者数も今年2月以降急速に増えているものの、新規求職者数は回復傾向にあるものの緩やかな回復にとどまっているのが分かる。
会員向け記事です。