前年比88.9%増の569万7800人
沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課がこのほど公表した令和4年(暦年)の沖縄県入域観光客数は569万7800人だった。前年比268万1千人増、率にして88.9%増と、増加数は過去最多、増加率は過去2番目に高かった。ただ、コロナ禍前の令和元年比は446万6100人減、43.9%減にとどまる。
同県では増加の要因として(1)新型コロナウイルス感染症にかかる行動制限のない状況が4月以降継続していること(2)国内航空路線の運休・減便数が減少、解消されていること(3)10月から全国旅行支援が実施され、需要喚起がなされたこと(4)海外から日本への水際対策が大幅に緩和され、海外航空路線で運航が順次再開されていること―を挙げる。
入域観光客数のうち、国内客は565万100人で、前年比263万3300人増、率にして87・3%の増加となった。
令和3年11月以降、段階的に経済活動が再開され、旅行需要が徐々に回復傾向にあったが、新型コロナウイルス感染症拡大などの影響により1月から2月にかけて「まん延防止等重点措置」が適用。
ただ、4月以降、行動制限がない状態が続いたこと、また10月から全国旅行支援が実施されたことなどから、通年で前年を上回った。
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