【データ】激辛グルメに関する調査 マクロミル調べ


 マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役グローバルCEO:スコット・アーンスト)は11日、激辛グルメに関する調査の結果を発表した。

■Topics

  • 辛い物“好き派”は73%。理由は「味が好み」だが、中毒性や刺激を求める傾向も
  • 辛い物“嫌い派”は27%。理由は「辛い物が苦手」ダントツ
  • 激辛グルメを食べる頻度、“週に1回以上”と高頻度が16%“月に1~3回”も43%。食べるシーンは「無性に食べたくなった時」「疲れ・ストレスが溜まった時」のほか、「暑い日」「寒い日」とシーズン問わず
  • 2018年夏に食べたい激辛グルメランキング、トップはやっぱり「ラーメン」! アジア料理も人気
  • お金をかけずに楽しめるのも魅力!?激辛グルメに使った金額、半年間で「1,000円未満」が最多
  • 人生で最も辛かった激辛グルメエピソード、「韓国人でも辛いと有名なプルダックポックンミョンを食べたら、あまりの辛さに家でのたうちまわった」「レトルトカレーにハバネロやカプサイシンの粉末を入れたら、辛さをこえて胃痙攣を起こした」…など多数

■調査結果
【1】辛い物“好き派”は73%。理由は「味が好み」だが、中毒性や刺激を求める傾向も

最初に、辛い食べ物を好む人がどのくらいいるのかを確認しました。

好き嫌いを4段階で尋ねたところ、「とても好き」が28%、「やや好き」が45%で、合計73%が“辛い物好き”であることがわかりました。辛い商品・メニューがたくさんラインナップされているのもうなずける結果です。

辛い物が好きと回答した729名に、好きな理由を尋ねたところ、最多は「味が好み」で66%にのぼりました。2位以下は「中毒性(くせになる)から」33%、「刺激の強い食べ物が好きだから」31%、「代謝が上がるから」28%、「香りが好きだから」20%と続きます。また、少数ではありますが、「ストレス解消になるから」「辛さに挑戦したくなるから」といった回答も……。辛い物“好き派”は、その味や香りだけではなく、中毒性や刺激、辛い物を食べたときに感じる身体的な変化といったものにも惹かれているようです。

【2】辛い物“嫌い派”は27%。理由は「辛い物が苦手」がダントツ

反対に、辛い物が嫌いな人の理由を確認しました。「あまり好きではない」「まったく好きではない」と回答した辛い物“嫌い派”の27%(271名)の方に尋ねました。

理由の第1位は「辛い物が苦手だから」が71%でダントツでした。その他では、「体がヒリヒリと痛くなるから」21%、「辛いと味がわからないから」20%、「汗がでる(かきやすくなる)から」17%、「美味しくないから」15%などが続きます。

【3】激辛グルメを食べる頻度、“週に1回以上”と高頻度が16%、“月に1~3回”も43%。
   食べるシーンは「無性に食べたくなった時」「疲れ・ストレスが溜まった時」のほか、
  「暑い日」「寒い日」とシーズン問わず

ここからは、さらに刺激の強い「激辛」にフォーカスします。

以下は、この1年間に「激辛」をうたう商品やメニューを購入して食べた人(全体の40%にあたる399名)へのアンケート結果です。まず食べる頻度ついては、“週に1回以上”と高頻度が16%、“月に1~3回”も43%で、合計すると“月に1回以上”の人が58%という結果でした。

激辛グルメを食べたくなるシーンでは、「理由はわからないが、無性に食べたくなったとき」が57%と最多で中毒性を示す結果に。2位は「寒い日」で39%、反対に「暑い日」も32%で4位でした。激辛グルメは冬でも夏でも人気なようです。3位は「疲れやストレスが溜まっている時」36%でした。他にも、「テレビ番組で激辛グルメを見たとき」26%、「店頭で激辛グルメを見たとき」25%などを挙げる人もおり、たまたま目にしたことで中毒性が刺激され、思わず・・・という人も多いようです。

※1:「ほぼ毎日」~「週に1日程度」の合計
※2:「月に2~3日程度」~「月に1日程度」の合計

【4】2018年夏に食べたい激辛グルメランキング、トップはやっぱり「ラーメン」! アジア料理も人気

続いて人気の激辛メニューを調べると、日本人の国民食ともいえる“ラーメン”の人気が高い結果に!1位は「カップラーメン、インスタントラーメン」62%、2位は「(ラーメン店の)ラーメン」55%でした。「韓国料理」47%、「中華料理」42%、「カレー」40%、「タイ料理」30%など、辛いメニューが多い“アジア料理”の人気も根強いようです。

【5】お金をかけずに楽しめるのも魅力!? 激辛グルメに使った金額、半年間で「1,000円未満」が最多

直近半年間に激辛グルメに使った合計金額は、ボリュームゾーンが「1,000円未満」33%、「1,000円以上~2,000円未満」26%。比較的お金をかけずに楽しまれている点も、日本で激辛グルメが人気である理由の1つかもしれません。

【6】人生で最も辛かった激辛グルメエピソード、
「韓国人でも辛いと有名なプルダックポックンミョンを食べたら、あまりの辛さに家でのたうちまわった」
「レトルトカレーにハバネロやカプサイシンの粉末を入れたら、辛さをこえて胃痙攣を起こした」…など多数

季節を問わず、また、あまりお金をかけずに楽しめる激辛グルメですが、“激辛”だけに、やりすぎや失敗談などもありそうです。そこで、人生で最も辛かった激辛グルメを食べた際のエピソードを自由回答で尋ねました。一部抜粋してご紹介します。

【人生で最も辛かった激辛グルメを食べた際のエピソード】
ベース:この1年間に、「激辛」をうたう商品やメニューを購入して食べた人(n=399)/自由回答より抜粋

  • 韓国のインスタントラーメンで韓国人でも辛いと有名なプルダックポックンミョンを購入して食べたら、あまりの辛さに家でのたうちまわった。でも美味しいので1カ月に1回ぐらいのペースで食べたくなる!(20歳、女性)
  • インドカレー屋の辛さ10を食べて、次の日トイレで一日中過ごした。(25歳、男性)
  • レトルトカレーにハバネロやカプサイシンの粉末を入れ食べたとき、辛さをこえて胃痙攣を起こした。それ以来はストレスがたまったとき以外は控えている。(27歳、男性)
  • ブータン料理を食べた時に、心の準備ができてなくて予想よりはるかに辛かった。2時間くらい動けなかった。(28歳、男性)
  • スキー旅行に行った際、火鍋をみんなで作って食べた。中国の出張土産で香辛料を持ってきた友人が鍋にドサドサ香辛料を入れ込んだ。辛すぎて味覚崩壊。痛いだけで食べきれなかったが、みんなで辛いといいながら食べて楽しかった。(35歳、女性)
  • たこ焼き店で食べたカレーライスがこれまでに食べた物の中で一番辛かった。その店ではたこ焼きよりも激辛カレーライスの方が名物メニューになっていた。(37歳、男性)
  • カレー屋さんで、メニューは一つだけしかないルーがサラサラしたカレーが、辛くて熱かった。半分弱しか食べられなかったのだが、後日何度か訪れるうち、全部食べられるようになった。慣れってすごいと思った。(43歳、女性)

■その他の調査結果
・激辛商品・メニューをどこで購入(オーダー)したか?
・激辛商品・メニューの情報を仕入れ元 ・・・など

▼調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県に在住する15~49歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、都県別×性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査日   :2018年6月19日(火)~2018年6月20日(水)

※本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。


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