国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ(東京都港区、下元敬道代表)は2023年2月20日、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研」で調査・分析した、現在のお出かけの状況が昨年と比べてどう変わっているか、海外からの旅行客がどの程度回復しているか、また、物価高がお出かけにどのような影響を与えているかについて、結果を公開した。
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以下、2023年2月公開分のおでかけ市場レポートを一部抜粋したものになります。
《トピックス》
- 屋内遊園地の人気が上昇
- 訪日が順調に回復
- 物価高の影響が非常に大きく、お出かけはするも節約志向が高い
- お出かけ市場レポート総括
●屋内遊園地の人気が上昇
お出かけ先のジャンルが現在どのように変化しているかを見てみたいと思います。
いこーよのアクセス数から、2022年の1月と比べて今年の1月ではどのようなお出かけ先のジャンルが伸びているかを分析しました
(まず、いこーよサイトの施設ページアクセス数を100%としてその中の各お出かけ先ジャンルのアクセス数のシェアを算出。そのシェアを2022年1月と2023年1月とで比較した増減をグラフにしています。)
まず最初に伸びているジャンルについて見ていきます。2023年1月では、昨年の1月よりも「屋内遊園地」が大きく伸びていることがわかりました。
昨年1月は第6波の到来に伴う「まん延防止等重点措置」が適用されており、屋内施設へのお出かけを控えようという風潮があった時期です。それに比べると今年はコロナの影響もかなり減少し、多くの人が「屋内遊園地」へのお出かけに回帰してきていることがわかります。
次に、減っているジャンルについて見ていきます。
最も減っているのは「公園」でした。「公園」は屋外であることからコロナ禍では非常にアクセスが増え、多くの人が訪れていたジャンルです。お出かけ控えなどが減少するに伴って、「公園」以外のジャンルへのお出かけが増えてきたと推測できます。
●訪日が順調に回復
インバウンドについて、2022年の訪日外客数を2019年の同月と比べた割合を見てみましょう。(訪日外客数とは、日本を訪れた外国人旅行者数のことで、法務省集計による出⼊国管理統計に基づき日本政府観光局が独自に算出しています。詳しくは日本政府観光局のサイト<https://statistics.jnto.go.jp/faq/>を参照ください)
9月以前は2019年比0~2%程度でしたが、10月以降に急増し、12月には2019年同月比で50%を超えるレベルにまで回復してきています。現在は韓国からの訪日が多いですが、今後夏にかけて中国からの訪日が本格化することが予測されています。詳しくは「水際対策緩和後3カ月で訪日客がコロナ前の50%超まで回復 ~韓国からの訪日が増加、中国はこれから~」(https://research.iko-yo.net/report/8381.html)をご覧ください。
●物価高の影響が非常に大きく、お出かけはするも節約志向が高い
昨今の物価高がどの程度お出かけ意欲に影響があるのかをアンケートで聞きました。
その結果、「非常に影響がある」と「少し影響がある」がそれぞれ4割ずつ、合計で約8割という多くのユーザーが「物価高がお出かけに影響がある」と回答しました。
具体的にどのような影響があるのかを聞いたところ、最も多かったのは「有料の施設に行く場合は、クーポンや割引が適用される施設を利用するようにしている」でした。
注目されるのはその次の「有料の施設に行く頻度を減らして無料で遊べる施設、遊び場に行くようにしている」(51%)、「有料、無料に関わらず、食事代や交通費など1回あたりのおでかけ予算を減らすようにしている」(31%)です。少なからずのユーザーが有料の施設の頻度を減らしたり、行くにしても食事代や交通費などを減らして総額のお出かけ費用を抑えるという行動をしています。
お出かけ施設側にとっては、原油高や食料品などの値上がりがコストの増大となっていることに加えて、ユーザーからの支出が減少していることは大きな痛手と思われます。これ以上の物価の上昇が抑制されることを願うばかりです。
お出かけ市場レポート総括
コロナの出口が見えてきたり、主に韓国からの訪日がけん引役となっている訪日外国人の増加というお出かけ市場にとってのプラス要因がある一方で、物価高によるユーザーのお出かけ抑制という新たなマイナス要因が懸念されています。
物価高によるお出かけ抑制は「お出かけ自体はするが、お出かけにかける費用を減らす」というもので、無料の施設に行く、食事代や交通費などを減らして一回あたりの費用を抑えるなどの節約がされています。
お出かけ施設側にとっては自施設のコスト高に加えて、収入面でも客単価が下がるという状況ですが、来てくれたユーザーのリピート率を上げる、客単価の低下分を集客数増でまかなう、節約志向の中でも支払ってもいいと思われるサービスや商品を提供するなどで、この難局を一緒に乗り切っていきたいと思います。
■いこーよユーザーアンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザ
調査期間/2023年2月6日~2月13日
サンプル数/340サンプル
調査分析/いこーよ総研
■2023年2月公開分のおでかけ市場レポート全文はこちらから
https://research.iko-yo.net/report/8405.html
■その他のいこーよ総研の記事
・水際対策緩和後3カ月で訪日客がコロナ前の50%超まで回復 ~韓国からの訪日が増加、中国はこれから~
URL:https://research.iko-yo.net/report/8381.html
・屋内キッズパークの利用状況に関するユーザーアンケート
URL:https://research.iko-yo.net/solutions/research/8217.html
・2023年1月公開分(12・1月分データ)「事前に口コミや写真情報を確認して行き先を決める人が多数」
URL:https://research.iko-yo.net/report/8275.html
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《コンテンツポリシー》
全国のお出かけ施設・レジャー施設のさらなる発展や市場の活性化を願い、お出かけに関わる様々な調査を実施し客観的な分析データを発信します。
《構成コンテンツ》
【市場レポート】https://research.iko-yo.net/report
おでかけ市場の状況について、いこーよのアクセスデータに外部サービスの情報やユーザーアンケート結果を加え、月次で調査。おでかけ市場全体の動きを総合的な視点で分析します。
【調査データ】https://research.iko-yo.net/solutions/research
いこーよユーザーや登録施設への独自アンケートをもとに、おでかけ施設がいま抱えている課題の解決を目的としたデータ分析記事コンテンツです。ユーザー(利用者)アンケートと施設アンケートそれぞれのアンケートから分析します。
【いこーよ活用】https://research.iko-yo.net/solutions/iko-yo
いこーよクーポン掲出による成果事例や、季節別のいこーよタグ利用比較など、おでかけ施設がいこーよを活用する際に参考となるデータを集めた分析コンテンツです。
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実際におでかけ施設がおこなった施策やその成果について、独自にインタビューをおこない、他施設向けにその成功・失敗事例を紹介するインタビューコンテンツです。
■「いこーよ」について https://iko-yo.net/
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、子育て層の約8割が利用し、全国93,000件以上の施設情報や65,000件以上の口コミを掲載しています。(2022年9月現在)おむつ替え台や授乳室、ベビーカーや託児所の有無など子どもとのお出かけで必要な情報も一目でわかります。
アプリ版「いこーよ」では、現在地から地図で近くのお出かけ先を検索出来る他、「いこーよ」のアプリ会員限定の特別クーポンが入手できる素敵な特典も随時更新中。独自の口コミ投稿機能で子供の年齢別評価がひと目で分かり、Web版よりさらにマッチしたお出かけ情報を提供します。
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いこーよアプリ:https://iko-yo.net/apps
【会社概要】
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月