観光庁の宿泊旅行統計調査の結果、今年1月の宿泊施設の客室稼働率(第2次速報値)は、前年同月比0・3ポイント減の52・1%となった。旧正月時期の移動が1月の訪日客の需要にマイナスに働いており、28都府県が前年同月の数値を下回った。最高値は大阪府の73・6%(同2・6ポイント減)だった。
大阪府は、リゾートホテルが84・8%、シティホテルが83・8%、ビジネスホテルが74・1%と高い客室稼働率を記録したほか、簡易宿所が50・6%に達し、旅館の48・2%を上回った。
大阪府に続いて客室稼働率が高いのは、東京都の70・4%(同1・7ポイント減)、福岡県の64・0%(同1・8ポイント減)、愛知県の61・6%(同0・5ポイント減)、埼玉県の60・7%(同0・1ポイント増)など。
全国を宿泊施設のタイプ別に見ると、シティホテルが同0・5ポイント増の69・4%、ビジネスホテルが同0・4ポイント減の65・2%、リゾートホテルが同1・2ポイント増の52・3%、旅館が同0・5ポイント増の32・7%(旅館のうち従業者数10人以上は46・2%)、簡易宿所は同0・4ポイント増の20・5%。