鉄道旅客協会が4月28日に発表した主要旅行業11社の今年3月の旅行取扱額は、前年比52.5%増の1410億2691万円だった。同83.2%減だった前月から一転して大幅増となった。内訳は、国内旅行が83.0%増の1220億4289万円、海外旅行が76.8%減の36億1371万円、外国人旅行が54.7%減の25億8231万円。その他は185.5%増の127億8799万円だった。
総取扱額は、農協観光、読売旅行、日通旅行、阪急交通社を除く7社が前年比増。
内訳を見ると、国内旅行は、農協観光、読売旅行、阪急交通社を除く8社で前年実績を上回った。このうちKNT―CTホールディングス、名鉄観光サービスは、前年実績の2倍以上の取扱額となった。
外国人旅行は全社前年割れ。海外旅行は日本旅行のみ前年比増となった。
4月からの累計(2020年度総計)を見ると、総取扱額は前年同期比75.5%減の7860億755万円となった。全事業者が前年割れした。内訳は、国内旅行が62.2%減の7278億7364万円、海外旅行が98.2%減の190億234万円、外国人旅行が96.1%減の73億6928万円、その他が45.1%増の317億6247万円だった。