Fun Japan Communicationsは14日、「香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイ・ベトナムのアジア6カ国の日本でのショッピング事情」の調査結果を発表した。
PICK UP
1. よく買うものは医薬品から食品まで国によっていろいろ。
2. 価格・品質は当たり前。きちんと納得してから買う傾向が。
3. SNSはもちろん、日本に住んでいる友人・知人も情報源。
4. 日本旅行中に日本の通販サイトでショッピング!?
日本でのショッピング事情をまとめた今回の調査結果、全3回にわたってお届けします。
調査概要
・調査方法:各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケート
・調査時期:2018年9月~2019年1月
・サンプル数:6,714
■生活必需品を選ぶ傾向が。日本で旅行中によく買うものは?(複数回答・訪日経験者対象)
一方、タイ、マレーシア、インドネシアでは「食品」が1番多い結果となりました。以前に当サイトで「タイにおける好きな日本食」( https://fj-com.co.jp/blog/analytics/post-54.php)の調査結果をご紹介した際には、なじみの深い日本食のメニューやお菓子、調味料はもちろん、少し意外な食材も受け入れられていることが分かりました。アジアには日本の外食チェーンが進出しているので、その影響もあるでしょう。日本食が気に入り家庭でも作ろうとすると、調味料は必需品。日本で購入すれば希少なご当地調味料にも出合えるので、今後さらに人気が出るアイテムかもしれません。
■価格と品質は満足して当たり前。日本で旅行中、なにをポイントに商品を購入するか?(複数回答・訪日経験者対象)
また、「大きさ・重さ」は、台湾、マレーシア、タイ、ベトナムでは4番目、香港では5番目に。おみやげを買いすぎて荷物の超過料金を取られたなど、よくある話。ポイントとして抑えるのは当然の流れです。
マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムで5番目に多かった「母国語、英語の説明がある」という回答は、商品を慎重に選んでいることがわかります。
「使い道(多目的など)」を4番目に上げたのが、香港とインドネシア。見た目が可愛いとか、人気の商品だからとか旅行中の“ノリ”で買うのではなく、使い勝手のいい商品を、口コミ情報などを踏まえながら慎重に選んでいる傾向が読み取れます。
■購入する商品の情報はwebサイト。SNSや日本に住んでいる友人・知人を情報源にあげる国も。(複数回答・訪日経験者対象)
「母国のwebサイト」を一番に上げたのは香港・台湾・タイ。マレーシアは「日本の観光webサイト」、インドネシアはInstagram、ベトナムはfacebookが1番になっています。興味深いのは、香港と台湾以外の国は「日本に住んでいる友人・知人」から情報を得ている人も多いこと。口コミ情報が行き交っているようです。
また、台湾は「ブログ」が4番目、香港は「雑誌」が5番目に入っています。これは短文による情報ではなく、きちんと読み込むことができる詳しい情報を求めていると言えそうです。リピーターの多い香港・台湾は、情報収集も他の国とは少し違うという印象を受けます。
■日本で旅行中に日本の通販サイトで購入!? よく利用する店舗、webサイトは?(複数回答・訪日経験者対象)
一方、驚きなのは日本で旅行中に楽天やYahoo!ショッピング、amazon japanといった通販サイトを利用している人も。滞在中のホテルで受け取り、帰国の際に持ち帰るそうです。