マーケティングリサーチ事業などを展開するインターワイヤード(東京都品川区、斉藤義弘代表)はこのほど、同社が行ったアンチエイジング(老化対策、老化予防)に関する調査結果を発表した。それによると4人に1人が「アンチエイジングをしている」と回答。アンチエイジングをしている人の6割は月平均3千円以下の予算で、肌トラブルや脳の老化の予防のために、食事に気を使ったり、健康食品を摂取したりしていることが分かった。
調査は同社が運営するネットリサーチサービス「ディムスドライブ」のモニター4130人を対象に、今年7月12~29日に実施した。
アンチエイジングをしているか否かについては、24・9%が「している」と回答。年代別では各年代とも20%台で大きな違いはなかったが、男女別では男性が16・2%なのに対し、女性は37・0%だった。アンチエイジングの目的を見ると、男性は「脳の老化(認知症・もの忘れなど)を予防したい」が48・2%で最も多く、以下「体力をつけたい」が41・0%、「痛み(肩・腰・膝など)のない(少ない)体」が31・3%。女性は「トラブル(シミ・シワ・くすみ・たるみ)のない(少ない)肌」が1位で67・1%、2位が「脳の老化予防」(43・2%)、3位が「体型を崩さないようにしたい」(35・7%)で、男性よりも見た目にかかわる老化対策が重視されているのが分かる。
アンチエイジングをいつから始めたかを目的別で見ると、30代後半から多くの項目で取り組み率が高くなっているが、肌トラブル対策だけは1割の以上の人が20代前半から対策を始めていた。
調査ではこのほかアンチエイジングをしている人に効果について質問。効果があったものの上位三つが「体力がついた」(21・5%)、「体重・体脂肪の減少」(17・4%)、「肌がきれいになった」(17・1%)だった一方で、「(効果は)特にない」と答えた人が38・3%と最も多かった。しかし「アンチエイジングを今後も続けるか」との質問に対しては、「もちろん続ける」「おそらく続ける」と答えた人はそれぞれ60・2%、30・3%で、合計で90・5%となり、継続の意思が高いことが分かった。