富山県は6日、2017(平成29)年の観光客数を発表した。それによると、同年に県を訪れた観光客(延べ人数)は3641万1千人で、前年と比べ3.2%増加した。外国人宿泊者は同23.1%増の28万2千人だった。
観光振興室によると、観光客増は富岩運河環水公園(富山市)の入り込み数の増加や、となみチューリップフェア(砺波市)など大型イベント開催日が好天に恵まれたのが要因。
また、外国人の宿泊増については「国内外の観光プロモーションによる入り込み数の増加に加え、新たにホテルが開業したことが大きい」としている。
富岩運河環水公園には同63%増の251万5千人が足を運び、全体の観光客数を押し上げる要因となった。次いで、ひみ番屋街(氷見市)の118万4千人、道の駅福光(南砺市)の109万5千人の順。
イベント別ではとなみチューリップフェアが最も多く、32万3千人を集めた。
外国人宿泊客を国・地域別にみると、台湾が10万2千人で、2位の韓国(3万5千人)を大きく引き離し、断トツの多さだった。
多くの人が足を運んだ富岩運河環水公園