入込客減少に歯止め
新潟県、18年観光客数は7500万人
新潟県によると、2018(平成30)年の観光入込客数は前年比3.2%増の7482万8千人だった。16、17年と2年連続して減少していた入り込みにようやく歯止めがかかった。
天候不順の影響で海水浴やスキーが伸び悩んだが、「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2018」などのイベントや「上越市立水族博物館『うみがたり』」のオープンが集客増につながった。
うみがたりは昨年6月にリニューアルオープンした。マゼランペンギンの生息地を再現した「ペンギンランド」などが目玉で、今年8月11日には累計入館者100万人を達成するなど人気の施設となっている。
地域別入り込みをみると、新潟市内で3年に一度開かれる「水と土の芸術祭」は71万7千人、十日町市と津南町で3年に一度開かれる「大地の芸術祭」には54万8千人が足を運んだ。
目的別では、「スポーツ・レクリエーション」や「行祭事・イベント」の割合が全体の4割強を占めている。「一方、食への関心の高まりなどから、『都市型観光(食・買い物)の比率が高まっている』」(観光企画課)という。