コロナ禍前の水準までは戻らず
山形県は4日、令和3年度の山形県内主要観光地での観光客入込状況について発表した。県内主要観光地の観光者数は前年度比9.3%増となる3005万9千人だった。
観光需要の回復に向けて実施した県内での宿泊・日帰り旅行の割引キャンペーンや東北デスティネーションキャンペーンの展開による誘客の促進などの効果で前年度を上回った。しかし、「首都圏などでの緊急事態宣言の発令や県内へのまん延防止等重点措置の適用など新型コロナの影響により、コロナ禍前の観光者数の水準には戻っておらず、観光産業は大変厳しい状況が続いている」と同県。
観光者を県内客・県外客別にみると、県内客は前年度比11.7%増の1838万9千人、県外客は同5.6%増の約1167万人となっている。
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