日本修学旅行協会は、発刊した「教育旅行年報 データブック2022」の中で、全国の中学校、高等学校が2022年度に行った国内修学旅行の実施率を発表している。
22年度は前年度と同様にコロナの影響を強く受けたが、中学校での修学旅行実施率は全体78.3%、国公立82.5%、私立60.7%で、前回調査(全体47.8%、国公立54.5%、私立20.8%)から大幅に上昇した=表1。
地域別の実施率は、北海道(97.6%)、近畿(90.6%)が高く、四国(63.3%)、関東(64.3%)が低かった。
高等学校での修学旅行実施率は全体54.1%、国公立56.9%、私立49.3%で、前回調査(全体23.2%、国公立25.0%、私立20.3%)から大幅に上昇した=表2。
地域別の実施率は、北海道(83.3%)、近畿(69.9%)などが高く、関東(39.6%)や四国(45.0%)などが低かった。
中学校、高等学校ともに前回調査に引き続き海外修学旅行の実施報告はなく、すべて国内修学旅行だった。