【データ】2023年の初詣予定と参拝方法の認知度 阪急交通社調べ


 阪急交通社は2022年12月14日、全国20代以上の男女500人以上を対象に同社が行った、初詣に行く予定や初詣先についてアンケート調査の結果を公表した。併せて正しい参拝方法を知っているかどうかについても調べ、結果を発表した。これによると、2023年の初詣に「行く予定がある」「まだ決めていないが行くと思う」人は約6割だった。

【調査概要】
有効回答数:522名
調査期間:2022/11/21~2022/11/27
調査機関:株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
調査対象:全国、20代以上の男女
調査手法:Webアンケート

ここ数年はコロナ禍により初詣を控える方も多い傾向にありましたが、観光需要の回復も見られる中、来年はより多くの方が初詣のために神社やお寺に向かわれることが見込まれます。

初詣には、自分が住んでいる場所の近くはもちろん、有名な神社やお寺に、遠方でもはるばる出かけていく方もいます。普段は神社やお寺に行く機会がないという方は、正しい参拝方法などがわからないまま初詣に行かれることもあるかもしれません。

そこで今回、初詣の予定や、神社、お寺への参拝方法に関してアンケート調査を実施。来年の初詣を予定しているかどうかや、初詣先はどこの予定か、正しい参拝方法は知っているかどうかなどについての調査結果を公開いたします。

■2023年の初詣に「行く予定がある」「まだ決めていないが行くと思う」人は約6割

まず、2023年の初詣に、神社やお寺に行く予定がある人はどのくらいなのか確認してみましょう。

 「行く予定がある」と回答した人は26%、「まだ決めていないが行くと思う」は36%です。合計は62%であり、2023年の初詣に行く可能性のある人は6割を超える結果となりました。
一方で「まだ決めていないが行かないと思う」は18%、「行かない」は20%です。

■神社やお寺の参拝方法は「そこにいる人の方法を真似する」人も多数

多くの人が初詣を予定されているようですが、正しい参拝方法を知っている人の割合はどのくらいなのでしょう。
参拝方法の違いは色々とありますが、お賽銭をした後の行動の違いが特に有名です。神社は二礼二拍手一礼、お寺では拍手はせず、合掌が基本となります(※)。どちらがどちらだったかと、迷われる方もいるでしょう。
※神社やお寺によって作法や考え方は異なる場合があります。

「神社やお寺の、正しい参拝方法を知っていますか?」という質問の結果はこちらです。

 「神社の参拝方法だけ知っている」が29%で、「お寺の参拝方法だけ知っている」が7%と、神社とお寺を比べると、神社の方が知っている人の割合は高くなりました。「両方の参拝方法を知っている」を選んだ人の数も足すと、神社は約5割の人が参拝方法を知っていることになります。

そして、「どちらも知らない」と答えた人は39%となりました。それでは、この「どちらも知らない」人は、初詣に行った際はどのような方法をとるのでしょうか。「どちらも知らない」かつ、2023年の初詣に「行く予定がある」か「まだ決めていないが行くと思う」人に「これからは初詣で神社やお寺を訪れる際、参拝方法はどうすると思いますか?」と聞いてみました。

 結果は、「なんとなくの方法で参拝する」が一番多く38%でした。そして「そこにいる人の方法を真似する」人が27%、「インターネットや書籍などで調べる」人が24%、「人に聞く」が9%となりました。
「その他」を選んだ人は、「神社の看板で勉強する」「その場所に注意書きや参拝方法があるのでそれを見ながら行う」と回答しています。

■初詣に人気のある神社やお寺はどこ?

2023年の初詣に「行く予定がある」「まだ決めていないが行くと思う」と答えた人に、予定している初詣先の神社、お寺の名前についても質問しました。

結果、特定の神社お寺に回答数が集中することはなく、多くの神社やお寺にばらける傾向にありました。その中でも一定の数以上回答が集まった、特定の神社やお寺(※)をいくつか紹介しましょう。
(※)同一の名前で複数地域にあるような神社、お寺は除外しています。

伊勢神宮(三重県)

 8万社以上あると言われる神社を包括している神社本庁が、本宗(ほんそう)と仰いでいるのが伊勢神宮。神社の中でも特別な存在であり、江戸時代から「一生に一度はお伊勢参り」と言われていました。初詣にも多くの参拝者が訪れます。
皇室の御祖先の神である天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。

熱田神宮(愛知県)

 三種の神器の一つ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られている熱田神宮。名古屋駅から電車で5分~7分で訪れることができます。境内は約6万坪もの広さがあり、境外のものも合わせると、本宮をはじめ45もの社があります。約6,000点の収蔵品から選ばれたものを順次一般向けにも公開している宝物館や令和3年10月に開館した刀剣専門の展示館「剣の宝庫 草薙館」もあわせて訪れてみたいものです(年末12月25日~31日は休館)。
初詣はもちろん、1月5日には商売繁盛・家内安全・漁業豊漁を祈願するお祭り「初えびす」もあり、大きなにぎわいとなります。

住吉大社(大阪府)

 全国約2300社余の住吉神社の総本社である住吉大社。大阪はもちろん、全国から人が訪れ、三が日には毎年200万人もの参拝者になるそうです。
住吉大社の4棟ある本殿は、「住吉造」と称されています。これは神社建築史上最古の様式の一つで、4棟すべてが国宝に指定されているほど貴重な建築物です。
なお、初詣については「住吉大社の初詣は ゆったりもうで」が謳われています。一人ひとりが距離を保っての参拝が求められているほか、筒の代わりにスマートフォンでおみくじの番号を引く「スマートおみくじ」が実施されています。

成田山新勝寺(千葉県)

 平安時代に開山し、1,000年以上もの歴史がある成田山新勝寺。真言宗の開祖、弘法大師空海が自ら敬刻開眼した不動明王を御本尊としています。境内には多くの堂塔伽藍があり、大本堂の手前に建っている三重塔は重要文化財となっています。境内には東京ドーム約3.5個分あるという公園も整備されており、ゆったりとした散策も楽しめるでしょう。
成田山新勝寺では正月飾りや新春御護摩祈祷が1月28日まであり、初詣気分を味わえる期間が長いのが特徴です。

明治神宮(東京都)

 例年初詣の参拝者数が日本一である明治神宮。1920(大正9)年に創建され、明治天皇と皇后の昭憲皇太后が祀られている神社です。
東京都渋谷区という都会の中にありながら、明治神宮には約70万平方メートルもある境内に鎮守の森が広がります。これは「永遠の杜」として計画され、全国から約10万本もの木が奉献されることで誕生した森です。駅からのアクセスも良く、東京観光のルートにも取り入れやすいものの、初詣時には大変混雑することが予想されることには注意しておきましょう。

■神社やお寺への旅行について

新しい1年が幸せに過ごせるよう、初詣の計画を立ててみませんか。お近くの神社やお寺はもちろん、今回ご紹介したような有名な神社、お寺を参拝するのも良いでしょう。
阪急交通社では、全国の神社、お寺など初詣スポットを訪れるツアーを多数催行しています。年末年始のご旅行が難しい方も、時期をずらすなどして参拝してみてください。
参拝の際にはあらかじめ正しい参拝方法や、各神社・お寺の概要や歴史をある程度学んで行かれることもおすすめいたします。

▼年末年始(2022-2023)旅行・ツアー特集[初詣]はこちら
https://www.hankyu-travel.com/newyear/kokunai/hatsumode/?p_baitai=9599

▼阪急交通社 国内旅行・ツアーはこちら
https://www.hankyu-travel.com/kokunai/?p_baitai=9599

▼阪急交通社 旅行サイトはこちら
https://www.hankyu-travel.com/?p_baitai=9599


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