休日の便利でお得な遊び予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビュー(東京都品川区、山野智久CEO)は2023年5月24日、同社が調査した2023年6月の遊びのトレンドと、2023年のゴールデンウィーク(GW)期間(2023年5月1日〜5月6日)の、アソビュー!会員の遊びの実績を発表した。
6月の傾向予測
- 夏を間近に控えた6月は引き続き沖縄県でのマリンレジャーのニーズが高まっています。6月18日にすでに梅雨入りが発表された沖縄・奄美地方は、梅雨明けも早く訪れることが予想されます。梅雨が明け、本格的な夏直前の6月の時期が沖縄旅行への良いタイミングとなっています。
- 避暑やアスレチック体験を目的とした、山間・高原エリア、北海道へのレジャーニーズが始まっています。
ゴールデンウィーク期間中
- 新型コロナウイルスの感染症法の5類に移行することを目前に控えた2023年のゴールデンウィークでは、国内のレジャーニーズが高まり、全国から沖縄県に集まり、マリンレジャーを楽しむ流れが多くありました。
- 一人当たりのアクティビティ単価は2022年と比較して増加し、物価高騰による体験費用の値上げと、旅先でのアクティビティ意欲の高まりが表れた結果となりました。
<6月の速報>
◾️人気エリア・ジャンル:夏先取りの傾向に(マリンレジャーと避暑ニーズ)
6月の予約傾向をみると、引き続き沖縄の予約が大きく占めており、全体の43%を占めています。
次いで北海道の予約が引き上がりゴールデンウィーク時の12位に比べて6月は北海道の予約が大きく伸長している傾向が見えます。本州が梅雨入りをする6月に、カラッとした気候を求めて北海道への関心が高まったように考えます。
次に長野県、山梨県、群馬県の山間・高原エリアが続いており、早くも避暑地のレジャーニーズの高まりがみて取れます。
6月のアクティビティ予約傾向においては、マリンレジャーが上位を固める結果となりました。上記のエリアランキングでの沖縄県内の予約によるものが多数を占め、また山間・高原エリアでのアスレチック、アフタヌーンティーや、ディナーをはじめとするホテルレストランなどのアクティビティの予約が活発になっている傾向がわかりました。
◾️アクティビティ単価:6月も引き続き上昇傾向。「リベンジ体験」続く
6月の昨年同月比での一人当たりのアクティビティ単価は全体では131%増となり、昨年に比べて単価増の傾向があります。シニアを除く全ての属性で単価の向上があり、特にファミリー層では169%の増加があることがわかりました。一方シニアは6月においては単価が下降傾向にあり、92%という結果になりました。
ゴールデンウィーク期間と、6月のアクティビティ単価の比較では、上記と同様の傾向があります。5類移行後、制限のない日常に対し、引き続き「リベンジ体験」の消費者心理が働いているのではと考えます。
◾️アソビュー!おすすめ6月のアクティビティ
①青の洞窟シュノーケリング(沖縄)
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000029056/
3歳のお子様から体験可能なマリンアクティビティで、沖縄の人気スポット「青の洞窟」でシュノーケリング体験ができます。
②マングローブカヤック(沖縄)
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000007532/
5歳から体験できるシーカヤック体験。今帰仁村のマングローブをシーカヤックに乗って進んでいきます。マングローブ林や干潟で生き物観察ができて、お子様の夏休みの自由研究にもピッタリです。
③フォレストアドベンチャー(北海道)
https://www.asoview.com/base/159922/
3歳から体験できるコース有。北海道恵庭市の森林を舞台に思わず大人も足がすくんでしまうような高さを、ロープや滑車を使って冒険するアスレチックです。
④EXアドベンチャー(長野)
白馬で最大のアスレチック場のEXアドベンチャー。3歳から体験できるコース有。最大8mのたかさでアスレチック体験ができます。
⑤天竜川でラフティング(長野)
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000032939/
5歳から体験できる天竜川のラフティング体験は、国内最大級の13kmを下り、迫力満点です。家族での体験にもおすすめ。
<ゴールデンウィーク実績>
◾️都道府県・アクティビティジャンルランキング:旅行ニーズの高まりで沖縄が首位
2023年のゴールデンウィークは昨年同様、沖縄県が47都道府県の中で1位、次いで神奈川県が2位という結果になりました。3位長野県、4位埼玉県、5位栃木県、6位山梨県と、都心から1〜2時間程度でいける中距離・近隣県がランキングの上位を占めています。
上記のグラフは会員の居住地と予約先地域の動向を昨年と比較したもので、全国的に沖縄への旅行の需要が高いことがわかります。居住先と予約先が同一エリアの場合に関しては昨年よりも減少傾向にあり、今年のゴールデンウィークは遠出をしていたことがわかりました。
また、体験ジャンル別のランキングにおいては、2023年4月20日に発表した速報(2023年4月16日時点)から大きく変動を見せ、アスレチックが1位、ダイビング・スキューバダイビングが2位、カヌー・カヤックが3位、陶芸体験が4位、SUPが5位という結果になりました。以下のグラフが詳細のランキングです。
4月16日の時点では、他体験と比べて比較的体験単価の高く、旅中の体験であるクルージング、ダイビングなどのジャンルから予約が伸長する傾向にあり、4月16日以降、ゴールデンウィークが近づく段階でアスレチックや陶芸体験などの比較的体験単価が低く、体験しやすいジャンルが伸長した結果となりました。また、ゴールデンウィーク直前の天気予報では雨予報が続いていたことにより、直前に近隣またはインドアの体験が伸長しました。
◾️単価:全体的に増加傾向。物価高と「リベンジ体験」の表れか
ゴールデンウィーク期間中の一人当たりのアクティビティ体験単価は全体で12,887円で昨年と比較して119%の伸びでした。特にシニア層の単価の伸びが謙虚で147%という結果となりました。ファミリー層については、102%という結果になり、物価高を受けた体験料金の値上げが影響していることが考えられます。
また新型コロナウイルスの5類移行を目前にし、本格的なレジャーニーズの高まりを受けて、旅先での体験に意欲をみせる「リベンジ体験」の消費者心理があったのではと考えます。