
ホテレスショーにブース出展
客室の料金ランクを自動更新
シーナッツの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設数は約6千で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて157社。
同社は2月に東京ビッグサイトで開催されたホテレスショーにブース出展し、千人を超える集客があった。「特に好評だったのは、自動ランク更新機能」と同社。
この機能は、あらかじめルール設定した部屋の合計販売数に応じて、その部屋にひもづく料金ランクを自動で更新する。そのため、料金更新の機会損失を防ぎ、省力化と作業効率の改善に貢献できるという。
その同社の最大の強みは、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点だ。併せて、対応販売先の拡大にも積極的で、昨年12月からはEXO Travel Japan社との接続を開始した。
同社は、国内のオーダーメイド旅行体験を専門とするデスティネーションマネジメント会社。日本の文化や景観、そしてユニークな現地体験を紹介することに重きを置いて、世界中の旅行者に向けたカスタマイズ旅行プランを提供している。
今、シーナッツが力を入れているのがサポートページから誰でも聴講できるオンラインセミナーと、オンデマンド配信だ。同社によるとTL―リンカーンの操作方法を学ぶ「初心者講習会」が特に好評という。
初心者講習会は2022年から毎月開催しており、今まで4700人の参加があった。リアルタイムで質疑応答ができ、不明点をその場で解消できる。オンデマンド動画は、売り上げ増を図るためのレベニューマネジメント基礎講座や、TL―リンカーン搭載の便利機能を紹介している。
ホテレスショーにブース出展