コロナ禍でテレワークが急速に普及し、観光地でテレワークを活用しながら休暇を取る「ワーケーション」にも注目が集まっている。旅行会社はワーケーション需要の獲得に向けてどう取り組んでいるか。主要な旅行会社6社に対し聞き取り調査を行った。
まず、ワーケーション市場の現状をどう捉えているかを聞くと、各社の見解はほぼ共通していた。それは「マーケットは、働き方改革や地域創生といった政府の動きと連動した観光地、施設などにより、受け入れ側の環境整備などの事業が活性化している」(近畿日本ツーリスト)とする一方、企業は「コロナの影響で積極的にワーケーションを取り入れる動きは顕在化していない」(JTB)という見方だ。
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