【マンスリーリポート 観光の現場 50】コロナ禍、関心高まるグランピング


鷲羽山下電ホテルにグランドオープンしたグランピング施設

各地に相次ぎオープン 宿泊先の選択肢の一つに

 新型コロナウイルス禍で旅行の仕方や宿泊形態に変化がみられる。その一つが、密にならず、小人数で楽しめる「グランピング」への関心の高まりだ。近年、各地で施設がオープンし、受け入れ態勢も整いつつある。キャンプと異なり、宿泊場所や食事が用意されているため割高感があるが、利用者が増えると当然見る目も厳しくなってくる。施設の内容、価格に見合うだけのサービスが提供できるかが、普及の鍵を握っていそうだ。

 グランピングはグラマラス(魅惑的な)とキャンピングを合わせた造語で、一般社団法人日本グランピング協会(東京・日本橋)によると、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を開放した「良いとこどりの自然体験」に与えられた名称という。英国が発祥とされる。

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