【中学校教育旅行特集】四国のまんなかで自然体感(高知県・嶺北地域)大豊町観光開発協会


受け入れ家庭での調理

 高知県嶺北地域は、四国の真ん中に位置し、愛媛県、徳島県に隣接した山間地域。主産業は農林業で高冷地の気候と特色を生かした作物・商品づくりが行われている。

 大原富江など文化人の輩出や、高知県では唯一の国宝の建造物「豊楽寺薬師堂」や樹齢3千年と言われる国特別記念物「杉の大スギ」、土佐の三大番所であった国重要文化財「旧立川番所書院」など、歴史的文化財が多く保存されている。

 また、高知のブランド牛である「土佐赤牛」や平成22、28年に「お米日本一コンテスト」で日本一になった「天空の郷」「碁石茶」など、食の魅力も高い地域である。

 この嶺北地域には、「四国三郎」として知られる吉野川が横断しており、自然豊かな山や川ではさまざまな自然体験やスポーツ体験が盛んだ。

 今年10月には、世界ラフティング選手権が開催されるなど、年間を通じて豊富な水量を有する吉野川はラフティングのメッカとも呼ばれており、日本最高クラスのラフティング体験が行える。

 近年、修学旅行でのラフティング体験のニーズが高まっていることから、修学旅行に係るラフティングの予約受け付けや着替え施設などの関連施設の手配などの業務を大豊町観光開発協会がワンストップ窓口となり行っている。

 嶺北地域では、自然との共生や人を思いやる心、地域を守るためにみんなで支え合う力が培われているなど、昔ながらの生活が今なお営まれており、こうした山里ならではの暮らしの体験が、来訪者の一助となるよう、山里の暮らしを伝えたいとの思いで、嶺北地域での民泊の受け入れは始まっている。

 民泊は現在、嶺北地域の大豊町、本山町、土佐町の3町、74軒で200人までの小・中・高校の受け入れを行っている。1軒あたり3~5人で食事作りや家庭の方々との交流、宿泊を体験。半日または1日でそれぞれの民家で家業を手伝う内容で、酪農体験や野菜の収穫体験など、自然を受け入れ、自然と共に暮らす地域に伝わる山の暮らしをありのままに体験するプログラムとなっている。

 受け入れ家庭では、愛情を持って生徒と家族のように接する。この民泊体験は、人との交流や食の大切さ、自然と人との共生について学ぶことができる内容となっている。


http://www.otoyo-kankou.com/
大豊町観光開発協会

 
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