私たちの活動の舞台は九州の西端、長崎県北部に位置する北松浦半島とその周辺の島々からなる地域です。源平合戦や元寇の折に活躍した「松浦党水軍」の本拠地でもあります。この歴史豊かな土地の生業をまるごと体験できるのが「松浦党の里ほんなもん体験」です。漁村・農村での民泊体験は、ありのままの暮らしや自然の営みの中で家族の一員として過ごし、豊かな心を育む感動のプログラムです。民泊体験の受け入れ能力は最大約200人、8地区からなる受け入れ地区の約80戸の民家が支えています。
■全国有数の漁業体験受け入れ能力
当地域は、対馬暖流と数多くの島々やリアス式海岸からなる複雑な海岸地形の影響により数多くの魚介類に恵まれ、湾や入り江では魚類の養殖業も行われるなど多種多様な漁業が営まれています。この特色を生かしたプログラムが、船釣り、定置網漁、刺網漁、港釣りなどの漁業体験です。体験プログラムに用いる全ての漁船は安全面から遊漁船業法にかかわる遊漁船登録を行っており、その数は約50隻におよび、漁業体験は最大200人の受け入れ能力を有しています。また、そのほかにも多様な生業や地区の特色を生かした味覚体験、農業体験など体験プログラムは約40種類にのぼります。
■SDGs学習としての体験学習
弊社の特徴の一つとして、体験プログラムは民泊受け入れ家庭の家業にかかわらず、生徒が行いたい体験プログラムを選択できることから、生徒が主体的に学びたいSDGsの目標項目を選択し、SDGs学習に取り組むことが可能です。例えばSDGs14「海の豊かさを守ろう」という項目に対して学びたい人は、船釣り体験や養殖場の餌やり体験、定置網漁体験などを選択し、それらの体験に対して事前学習および質問項目などを生徒が考え、体験当日の体験プログラム実施をする中で、初めて出会う地元の漁師など体験インストラクターに質問をしながら、友達と対話を行い、行動して考え、主体的なSDGs学習を行うことができます。
■体験型教育旅行が秘める可能性
「松浦党の里ほんなもん体験」での体験型修学旅行は、体験や民泊での交流を通してコミュニケーション能力や生きる力を育むことはもとより、SDGs学習に適したプログラムを通して1次産業や田舎の現状を見て、聞いて、触れていただき、日本の地方が抱える問題、相対的に都市部が抱える課題について主体的に深く学ぶ機会につながることを願っております。
一般社団法人まつうら党交流公社
〒859‐4778 長崎県松浦市御厨町田代免601
TEL 0956‐41‐7171
FAX 0956‐75‐3001
Email:kouryu-1ban@matsuurato.jp
URL:https://www.honmono-taiken.jp/