【人事】ザ・リッツ・カールトン大阪、総料理長にアンドリュー・リザランド氏


 ザ・リッツ・カールトン大阪は21日、総料理長にアンドリュー・リザランド氏が着任したと発表した。

ザ・リッツ・カールトン大阪(所在地:大阪市北区梅田 2-5-25 総支配人:マーク・ノイコム)は、館内レストラン 6 店舗をはじめ、婚礼、宴席などホテル内で提供するすべての料理を統括する総料理長として、ザ・リッツ・カールトンホテルで 24 年のキャリアをもつアンドリュー・リザランド(Andrew Litherland)が 2022年 8 月より着任したことをお知らせいたします。

ニュージーランド、オークランド郊外出身のリザランドは、海と緑豊かな自然の中で、料理好きの母が作るアフタヌーンティーを家族で囲むのが日常である幼少期を過ごしました。14 歳で地元の結婚式場のアルバイトに携わり、様々な食材や文化に触れ、食の奥深さを実感したことで料理人を志します。

16 歳より、昼間は大学で食品衛生や料理について学ぶ傍ら、夜間は5つ星ホテルのフレンチレストランで働き、世界各国から集まってきた優秀なシェフたちのもとで貴重な実務経験を積みました。卒業後、 趣味であるスノーボードを通じてニュージーランドの南島のスキーリゾートで働いていた際に、日本からト レーニングに来ていたスキーチームとの交流がきっかけとなり、その後日本を訪れ、新潟県のスキーリゾ ートで働き始めます。日本の豊かな自然や質の高い食材、文化に魅了され、1997 年にザ・リッツ・カール トン大阪のイタリア料理「スプレンディード」のオープニングスタッフとして、ザ・リッツ・カールトンにおけるキャリアをスタートさせました。

1998 年にザ・リッツ・カールトン・ドバイのオープニングメンバーとして加わり、以後 12 年間、アメリカ国内の 5 つのザ・リッツ・カールトンホテルで研鑽を積みます。2010 年には、ザ・リッツ・カールトンの創業者であるホルスト・シュルツ氏が立ち上げたカペラホテルグループの一つであるザ ホテル アット オーバーン ユニバーシティで総料理長として勤務する傍ら、ホスピタリティマネジメントのプログラムで教鞭も取り、未来のホテリエの育成に努めました。その後 2011 年から 2022 年まで、アトランタ、ジョージア、カリフォルニアの 3 つのザ・リッツ・カールトンホテルで総料理長として勤務しました。

前任のザ・リッツ・カールトン・ラグナニゲルでは、コロナ禍でビジネスが厳しい状況になり、多くのスタッフが休業を強いられる中で、一人一人に真摯な声かけを行い、休業スタッフが働ける他のホテルを見つけるなど、困難な中でもモチベーションを高く保てるチームを作り上げました。

またリザランドは、アメリカ国内をはじめ、中国のザ・リッツ・カールトン広州、カザフスタンのザ・リッツ・カ ールトン・アルマトイなど、これまで 10 件のホテルの開業にも携わってきました。ザ・リッツ・カールトンホテ ルにおける自身の豊富な経験を惜しむことなく共有し、後進育成にも力を注いでいます。

アメリカ、中東、アジアなど、世界各国の文化や料理を経験してきたリザランドが大切にしていることの一つは、オーセンティシティ(真正性)だといいます。その地域の伝統や食材に敬意を払い、それらの魅力を最大限に引き出す調理法で、ゲストにご満足いただける料理を提供すること。シンプルでありながら、その土地や風土、人へ真の理解がないと成し遂げられない大切なことを、この大阪のカリナリーチームにも伝えていきたいと考えています。

「25 年前の開業時にも勤務していたザ・リッツ・カールトン大阪に再び帰ってくることができて嬉しいです。またミシュラン 1 つ星を獲得しているレストランが 2 つもあるこのホテルで、総料理長としてチームを率いていくことをとても光栄に思います。私が 24 年以上もザ・リッツ・カールトンで働き続けている理由は “クレド”があるからです。“リッツ・カールトンはお客様へのこころのこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命”と掲げており、ともに働く紳士淑女へも同じ思いで向き合ってきました。ここに私がいるのは“仕事(Job)”のためではなく“情熱(Passion)”のためであり、関わる全ての皆さんを幸せにしたいと考えています。四季折々の美しさが感じられ、素晴らしい文化と食材に恵まれた日本で、ゲストの皆様に最高峰の美食をご体感いただき、世界で最も素晴らしいホテルの 1 つと評価されることを目指してまいります。」
――――― ザ・リッツ・カールトン大阪 総料理長 アンドリュー・リザランド

<経歴>
1997 年~1998 年 ザ・リッツ・カールトン大阪 シェフ ド パルティエ
1998 年~1999 年 ザ・リッツ・カールトン・ドバイ シェフ ド キュイジーヌ
1999 年~2002 年 ザ・リッツ・カールトン・ランチョ ミラージュ 宴会料理長
2002 年~2003 年 ザ・リッツ・カールトン・キー ビスケーン 宴会料理長
2003 年~2004 年 ザ・リッツ・カールトン・オーランド グランドレイクス ジュニア エグゼクティブスーシェフ
2004 年~2006 年 ザ・リッツ・カールトン・オーランド グランドレイクス 副総料理長
2006 年~2008 年 ザ・リッツ・カールトン・ココナッツ グローブ 総料理長
2008 年~2010 年 ザ・リッツ・カールトン・バックヘッド 総料理長
2010 年~2011 年 ザ ホテル アット アーバン ユニバーシティー 総料理長
2011 年~2015 年 ザ・リッツ・カールトン・アトランタ 総料理長
2015 年~2018 年 ザ・リッツ・カールトン・レイノルズ レイク オコニー 総料理長
2018 年~2022 年 ザ・リッツ・カールトン・ラグナ ニゲル 総料理長


関連キーワード
 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2023年度「5つ星の宿」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第37回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒