福井県観光連盟は、観光振興の旗振り役となる「観光地域づくりマネージャー」を募集していたが、15日、紀尾井町戦略研究所上席コンサルタントの佐竹正範氏(47)に決めたと発表した。8月2日付で着任する。
転職サイト、ビズリーチを通じて公募、応募があった654人の中から決めた。
佐竹氏は福井県あわら市出身で、北海道在住。ヤフーに勤務し、2016年から21年まで、まちびえいDMO(北海道美瑛町)のチーフ・マーケティング・オフィサーとして町の観光地域づくりを展開。15年からは内閣府などが後援する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」実行委員会の幹事長を務めている。紀尾井町戦略研では、まちづくりやDMO、マーケティング分野のコンサル業務を専門に行っている。
今後は、24年度の北陸新幹線福井・敦賀開業に向け、県内各地で食、宿泊、土産物などの分野にチャレンジしようとする民間プレーヤーの発掘・支援や、新観光コンテンツの開発など観光で稼ぐ地域づくりに従事する。