北海道内宿泊業大手の野口観光(登別市)は6月20日、野口秀夫社長(74)が6月1日付で代表取締役会長に就き、後任に野口和秀(としひで)副社長(44)が昇格したと発表した。トップの若返りを図り、コロナ禍からのホテル事業の立て直しを進める。
5月25日の取締役会で決定。社長交代は23年ぶりで、同社によると秀夫氏は高齢のため社長を長男の和秀氏に譲り、新社長の補佐に専念する。
和秀氏は創業家の3代目で登別市出身。2001年に産業能率大経営情報学部を卒業し野口観光に入社。10年に同社と、グループ会社・野口観光マネジメントの常務取締役となり、17年から野口観光副社長に就任した。
同社は道内17カ所、道外4カ所の計21カ所の宿泊施設を運営している。
野口和秀氏