PMSとの2way連携を強化
JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)が提供する「らく通with」は、宿泊施設向けの旅行会社、予約サイト(OTA)の予約、在庫、料金を一元管理できるサイトコントローラー。常に顧客の要望を受けてバージョンアップを行っている。
最近では、フロント会計システム(PMS)との2wayデータ連携を強化。通常、旅行会社、予約サイトの在庫調整は、らく通の在庫管理画面から実施するが、らく通とPMSが2way連携することで、PMSの管理画面から、旅行会社、予約サイトの在庫を調整できるようになる。
併せて、旅行会社やOTAの予約分析を行える分析集計機能(有償オプション)を大幅に機能増強し、操作性を向上させている。OTA別の売り上げ分析や、前年対比分析などに加え、最近では、プラン販売分析、リードタイム分析などが追加され、現在は36パターンにまで拡大した。
グループ施設であれば、運営施設の分析集計データを1画面で確認できる。「クラウド上で、いつでも、どこでも確認ができる。データファイルは簡単に出力でき、販売戦略などの活用に有効」と同社。初期費用の発生がなく、月額2千円から利用できる。
らく通withは、JRの「みどりの窓口」の予約販売システムを開発、運営する同社の技術力を強みに、宿泊施設の予約、在庫の一元管理システムとして展開してきた。
利用料金は月額9800円からの固定料金制。予約サイトの従量料金は一切ない。また、365日対応のサポート体制の充実も特徴だ。
【企業情報】
本 社 東京都渋谷区代々木2の2の2
設 立 1986年12月9日
事業内容 みどりの窓口をはじめJRグループ関連情報システムおよ
びその他システムの開発、運営、管理など
資 本 金 10億円 従 業 員 630人(2020年3月現在)