パナソニック製品の販売に加えて、施工メンテナンスから、生活や産業を支えるソリューションの提供を一貫して行うパナソニックコンシューマーマーケティング。
人手不足と生産性向上に頭を悩ます宿泊施設に対して、業務用ロボット掃除機「RULO(ルーロ)シリーズ」を活用した清掃の実践を呼び掛けている。「人とロボット掃除機が協働する新しい清掃手法を実現してもらえれば」と事業推進部の栗山さと美氏。
ロビーを含む広い共用スペースには「RULO PRO(ルーロプロ)」、食堂などの小回りが必要なスペースには、「同Biz(ビズ)」を用意。
ルーロプロは、家庭用ロボット掃除機で培った技術、ノウハウを活用し、床面の集じん作業の自動化を目的に開発。2018年から発売され、ビルメンテナンス業界を中心に、旅館・ホテルにも導入されている。
片側約25メートルの範囲を検知可能な長距離レーザーセンサーを搭載し安定的な走行を実現。加えて、赤外線センサーを含む4種のセンサーと独自のSLAM技術で壁際まで接近し、抗菌加工を施した回転ブラシでホコリを掃き出すなど、利便性に優れた設計が特徴。
対して、ルーロビズは、昨年4月に発売を開始。幅351×奥行き330×高さ99ミリと業界最小クラスで、テーブルや椅子など障害物が多い場所の清掃に対応した。
クラウド型であることから、「清掃箇所を多数登録することで、1台で複数箇所を清掃させるほか、複数台を同時に動かすなど柔軟な運用が可能。離れていても一括管理ができ、業務の効率化を図れる」と栗山氏。
現場での有人作業は清掃後のごみ捨てのみ。
両製品ともに、年1回の定期点検・メンテナンス代が含まれた月額定額サービスを用意した。また、専用のサポートセンターを設置し、運用を支援する。
RULO Pro(左)とRULO Biz
パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社
【本社】〒540ー6224 大阪府大阪市中央区城見2の1の61 OBPパナソニックタワー
【創立】2006年4月1日
【事業内容】パナソニックブランド家電商品の卸販売や、修理・サービス業務、太陽光・リフォーム・システムに関するエンジニアリング事業など
【資本金】1億円
【従業員数】6340人(2022年3月現在)