宿泊施設の魅力向上を手伝う
旅館・ホテルの新築、増築、改築計画のトータルコンサルティングから、備品、消耗品の提案までを行うJTB商事。同社の池田浩社長は、「宿泊施設の魅力向上と経営効率向上のために、あらゆる角度からお手伝いさせていただいている。日頃より、このワンストップサービスをご利用いただき、深く感謝している。営業社員が、皆さまの課題や要望を深く理解し、関係各社や仕入先と共に価値のある提案をし、宿泊施設の皆さまの課題が解決し繁栄することを共に喜ぶという風土を目指している」と話す。
近年、同社が取り組んでいるのが、環境配慮商品の開発だ。地球規模の環境問題が課題となり、2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)など環境への配慮から、ホテル・旅館の環境配慮行動と地域社会への波及効果を見据えた環境負荷低減商品の開発に着手した。
株式会社TBMとの協業で、2月に販売を開始するプラスチック代替素材の石灰石を主原料とした「LIMEX」素材のアメニティは、ハブラシ、コーム、ブラシ、ランドリーバッグなどをラインアップ。加えて、植物由来のコットン、綿棒やボディタオルを「環境配慮商品」として展開していく。価格帯は従来のアメニティと比べ30%程度アップするものの、宿泊業界でのSDGsへの貢献と環境配慮を発信したところ既に多くの企業からの問い合わせがあるという。
同社では、今後も「エコロジー」と「エコノミー」の両立を目指した商品開発と、業界に向けた発信を継続していく。
池田社長
株式会社JTB商事