内観損ねずWi-Fi
訪日外国人観光客の増加を背景に、宿泊施設でのWi―Fi機器設置はもはや当たり前になってきている。そうした中で、施設によっては客室内観を損ないたくないという要望も出てきている。
こうした要望に対して、ネットワーク機器メーカーのディーリンクジャパンは、壁面埋め込み型の無線LANアクセスポイント「DAP―1850AC」を提案する。
電源コンセントや電話端子などでも馴染みのある一般的なJIS規格(日本工業規格)スイッチボックス内に取り付け可能なため、内観を損ねることなく室内のWi―Fi化が可能。
しかも、壁埋め込み型のWi―Fi製品としては最新の高速Wi―Fi規格である11acに対応しており、満足度の高いWi―Fi環境を提供できる。
また、Wi―Fiだけではなく、客室の電話機やVODなどを収容可能なポートも備えた「オールインワン情報コンセント」といった製品になっている。
宿泊客と従業員のネットワークを仮想的に分ける機能や、最大60台のDAP―1850ACの一括管理機能、初回Wi―Fi接続時に自館の宣伝ページを強制表示させるWEB広告機能など、ビジネスに役立つ機能を備え、「LEDランプ消灯機能など宿泊者への心遣いも考えた機能も搭載している」と同社。
DAP―1850ACの標準価格は1万7800円(税別)。
同社のマーティー・リャオ社長は、「日本の旅館の素晴らしい内観を損なわないWi―Fiは、施設関係者と宿泊者の双方に高い満足度を提供します」と述べている。