檜創研の木製浴槽の設計・製造・販売
最高級の木曽檜(ひのき)、高野槙(まき)、椹(さわら)、青森ひばなどの天然材を使用した浴室空間を提案するのは主に木製浴槽の設計、製造、販売、施工を行う檜創建だ。浴槽は全て熟練工による手造りで、厳選された素材に伝統的な木工技術が注ぎ込まれている。
同社では「zen」ブランドから、浴室全体で、和風・モダンテイストを提案できる高級システムバス「HINOKI SUITE」も展開している。防水性はもちろん、フリープラン、フリーサイズが特徴で、浴室空間のリニューアル需要に応えていく製品だ。施設の好みによって壁、扉、浴槽、床の仕上げ素材、仕様を選べる仕組みが評価されている。
さらに、このシリーズに和の素材、和のデザインを取り入れた、防水浴槽「わのゆ」シリーズを組み入れた展開にも力を入れている。2月開催のHCJ2025(ホテレスショー)では業務用わのゆの新製品(2タイプ)を発表する。インバウンド向けなど、和の浴室を演出する素材、デザインが特徴。「ぜひ、会場で実物に触れてください」と同社。
東京都千代田区にある予約制の自社展示場「STUDIO 伽藍裡(ガラリ)」では現在、「屑屑kuzu kuzu」を開催中だ。この展示イベントは、小大建築設計事務所とのコラボ企画。鉋屑(かんなくず)を再利用した、少し幻想的でもある空間構成(インスタレーション)が楽しめる。
土曜、祝日は予約不要で見学でき、「檜の香りと柔らかさを直接体感できる空間となっている。日本に古くから根付いている入浴文化を感じるきっかけにしてほしい」と同社。3月31日まで。詳細は直接同社まで問い合わせてほしいという。
■会社概要
【本社】岐阜県中津川市坂下305の15
【創立】1993年12月
【事業内容】主に木曽産の内地材を使用した浴槽、浴室などの企画、設計、製造、施工、その他付帯する業務全般
【資本金】3600万円
【従業員数】40人
屑屑