愛媛県生衛業インバウンド対策事業の取り組みについて
愛媛県旅館ホテル生活衛生同業組合は、外国人客の一層の取り込みへ、同県生活衛生営業指導センター、飲食など県内の他の生活衛生団体とともに、インバウンド対策事業に取り組んでいる。
令和元年は11月11日、「生衛業インバウンド対策シンポジウム」を松山市内で開催。東京オリンピック・パラリンピックの開催を翌年に控え、県内の人々に外客を受け入れる意識を高めてもらうとともに、事業者に向けて適切なもてなしについて啓蒙した。
田口信教氏(水泳)、土佐礼子氏(陸上)ら同県ゆかりの元オリンピック選手4人が参加。世界での競技大会、合宿など、自らの体験に基づいた貴重な話があり、ほぼ満席の180人の聴衆が熱心に耳を傾けた。「生衛業者が来店する外国人に対し、『お接待の心でもてなす』ために、役立つヒントがいっぱいあった」と同組合。これらの内容はレポートに取りまとめた。
外客に対応が可能な県内の旅館や店を紹介する英語版の冊子も作成。応募があった54の施設ほか、県内各地の観光地情報も関係団体の協力で網羅した。