「アレルギー対応メニュー開発」について
大分県旅館ホテル生活衛生同業組合は、アレルギー対応の食事メニューを開発し、県内の組合員旅館・ホテルに普及を図っている。
多くの修学旅行生を受け入れる同県別府市では、従来の100人に1人程度から、1割程度まで、何らかのアレルギーがあると申し出る人の割合が増えているという。これを受けて組合と同県食品・生活衛生課、別府大学が検討開発チームを立ち上げ、あらゆる視点から対策を検討することにした。
平成30年度はアレルギーの事故防止冊子や外国人にも分かるピクトグラムを作成するほか、研修会、当事者との意見交換会を開催。
令和元年度は、特定原材料7品目を使わないアレルギー対応メニューについて、長期滞在者にも対応するよう3泊4日分を開発した。これらのメニュー例を紹介する冊子も作成している。
元年度はアレルギー事故対応時の緊急対応研修も実施。宿泊者がアナフィラキシーショックを起こし、自らエピペン(補助治療剤)を打てない場合に施設側が対応できるようにした。