千葉県亀山温泉郷による癒しと環境のリトリート事業
千葉県君津市の亀山温泉ホテルは、アクティビティ「亀山温泉リトリート」の実施を通して地域のにぎわいを創出するとともに、SDGsの目標達成を目指している。
同事業は2021年度にスタート。地域の森林整備の際に出される廃材や間伐材をたき火やキャンプファイヤーなどのファイヤーアクティビティに利用するもの。
このアクティビティに同ホテルをはじめ、旅館、ペンション、グランピング施設など、地域挙げて取り組んでいる。
「観光客がアクティビティに参加すればするほど周辺の森林が整備され、森林整備ボランティアの活動も活発になり、また整備された森林で観光客は自然体験を楽しめる持続可能な好循環を構築している」(同ホテル)。
地域での連携事業は2014年の「里山シンポジウム」を皮切りにスタート。地域の人々が一体となり、里山整備に取り組み始めた。
同ホテルは2015年にまきボイラーを導入。森林整備の際に出る大量の廃材や間伐材を温泉の加温に利用した。
まきボイラーは2019年の台風15号で倒壊したが、間伐材などを使った取り組みは2021年度からの「リトリート」に受け継がれている。