インターネット経由で照明演出を実施 管理
パナソニック・エレクトリックワークス社は、インターネット経由で照明演出の実施や管理ができるクラウドサービス「街演出クラウド YOI‐en(ヨイエン)」の提案をこのほど開始した。
YOI‐enは街づくり計画を進める自治体やデベロッパー、観光地域づくり法人(DMO)などをターゲットに、地域一帯の継続的なにぎわい創出を提供するために開発。パソコンからインターネット経由でコントローラにつながった照明の制御ができるため、演出用のケーブルを設置できない道路などをまたいだ広域や、多拠点が連動した照明演出が可能になる。
また、魅力的な演出コンテンツを備えており、クラウド上でコンテンツを選択するだけで照明演出が可能という。サービス開始時点では、四季をイメージしたライトアップや、光の動きなどで人に「回遊」や「滞留」などを働きかける同社独自開発の「アフォーダンスライティング」の演出コンテンツをクラウド上に用意。アップデートにより随時追加していく予定。
あらかじめフルカラー照明とコントローラを導入し、その後、演出コンテンツを選択するだけで、施設運営者自身で照明演出が実施できる。そのため、演出の都度、専門業者に依頼する必要がなく、手軽かつ継続的に演出の実施が可能になる。万が一、設置した照明器具に不具合が発生した場合は、施設運営者に通知する機能を備えている。
商品名の由来は「宵(夜の初め)」と「縁(つながる)」を組み合わせた造語。「街の明かりがクラウドでつながり、『良い縁』に結び付くことの願いも込めた」と同社。
この件についての問い合わせ先は、同社照明器具・ランプ商品ご相談窓口TEL(0120)187441。
YOI―enによる照明演出の事例