浅草ビューホテル(東京都台東区)は昨年12月、江戸情緒と浅草風情をテーマに、ロビーがある1階フロア全てを全面リニューアルしたが、その際に、日本電気とNECディスプレイソリューションズ(東京都港区)が提供しているデジタルサイネージ(電子看板)「AdWindow Select SX for HOTEL」を導入し、顧客満足度の向上と、作業の効率化を図っている。
AdWindowは、宿泊施設のロビーや宴会場などに設置された大型液晶ディスプレイにさまざまな情報が表示できる宴席案内、館内インフォメーションシステムで、同館では併せて液晶ディスプレイも導入。ロビーエントランスに80インチ大型ディスプレイを設置しているほか、40インチのスタンド式や宴会場で使用する行灯用など合計28台が稼働している。
製品特徴は、複数のパソコンからリアルタイムに情報更新ができるほか、一度の入力で複数の掲示板の掲示内容を同時に変更できる点。また、宿泊施設の基幹システム(PMS)とのデータ連携を可能としているので、PMSに登録された情報は自動取り込みができ、全てを手入力する必要がない。同館では、NEC製のPMS「NEHOPS」と連携させている。
それまでは宴席案内は紙を用いており、「紙の打ち出しや設置、差し替えの作業など、大変な手間がかかっていたが、今では、ディスプレイは時間が来れば自動的に切り替わる。AdWindowとディスプレイの導入で、お客さまからは、見やすくなったという声を聞いている。サービスの向上につながった。今後、宴席案内以外も活用の幅を広げたい」と予約課支配人の中川知子さん。
この件についての問い合わせ先は、NECディスプレイソリューションズ国内販売本部TEL03(5446)5210まで。
浅草ビューホテルのロビーエントランスに設置されている80インチの大型ディスプレイ