風光明媚にして温暖な伊豆の浮山温泉郷の一角にたたずむ純和風の老舗高級旅館ABBA RESORTS IZU―坐漁荘(静岡県伊東市)。約6千坪の広大な敷地には、露天風呂付きの和室やラグジュアリーリゾートをほうふつさせるプライベートプール付きヴィラを含め、全部で35の客室を用意。また、季節折々に伊豆や静岡の旬の厳選素材を提供するフレンチや鉄板焼きなどで国内外多くの客人たちを魅了している。
その同館では、4月末にENECHANGEが提供する電気自動車充電サービス「エネチェンジEVチャージ」を導入した。機種は、全てのEV、PHVに対応し、通信機能と、一般に普及している充電器の倍速となる6キロワットの出力が可能な「モデル1」を宿泊者向けの駐車場に2基設置。
「数年前から電気自動車で訪れる宿泊客の姿を散見し、今後の需要の高まりを見据えたと同時に、近隣エリアに充電設備がなかったため」と総支配人の町田喜代文氏。
このサービスは、充電設備の設置から運用を同社がすべてサポートし、費用や手間を最小限に抑制する。最大の特徴は、初期費用、月額費ともに不要で導入できる期間限定の特別キャンペーン「ゼロプラン」を打ち出した点。補助金に加えて、ENECHANGEが独自に導入支援金を拠出することで実現した。必要費用は月々の電気代だけと経済的で、坐漁荘をはじめ、多くの施設の導入の要因になったという。
充電の方法は、事前の会員登録が不要で、充電器本体にあるQRコードをスマートフォンで読み取って、利用者情報などを登録。アプリに表示される手順に従って充電器のコネクタを接続するだけで、充電作業が完結。
坐漁荘には、駐車場を用意している部屋が16室あるため、「将来的には、2部屋に1台ベースで充電器を設置したい」と町田氏。
この件についての問い合わせ先は、ENECHANGETEL050(1751)0484。
エネチェンジEVチャージ(イメージ)